ポインタを移動したい場合と、要素をクリックしたい場合は似て非なるユースケースであり、[[Scoot]]は前者に強くも後者には弱い。それを補完する意味で[[Homerow]]を使う価値は大きい。また、ある程度の制約を受け入れられれば環境によらず利用できる可能性が高いのも重要なポイント。
## 経緯
以下のADRで[[Mouseless]]の利用について検討した際、[[Homerow]]を比較対象としてあげて調査した。
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<img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" />
<span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span>
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<div class="link-card-v2-title">
💿PRO-0006 Mouselessを使う
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<div class="link-card-v2-content">キーボード操作でマウスカーソルを移動するツールとしてMouselessを検討したが、マルチディスプレイや無料利用、目的座標への即時移動が可能なScootの方が要件に合致したため、Mouselessの導入は見送った。</div>
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<a data-href="💿PRO-0006 Mouselessを使う" class="internal-link"></a>
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%%[[💿PRO-0006 Mouselessを使う]]%%
結局、[[Mouseless]]の利用は見送り、[[Scoot]]を使うことになった。
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<span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span>
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💿PRO-0007 マウスカーソルの瞬間移動にScootを使う
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<div class="link-card-v2-content">マルチディスプレイやGrid-Based Navigation、無料ツール、ホットキー操作に対応したScootを使うことで、遠い位置へのマウスカーソル移動を効率化した。Mouselessにはない機能や安定性が理由となった。</div>
<img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/pro-adr2.webp" />
<a data-href="💿PRO-0007 マウスカーソルの瞬間移動にScootを使う" class="internal-link"></a>
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%%[[💿PRO-0007 マウスカーソルの瞬間移動にScootを使う]]%%
しかし、[[Scoot]]はマルチディスプレイのカーソル瞬間移動に特化した採用であり、要素へのアクセス(Element-Based Navigation)という点では、アクセスしたい要素(element)が対象に含まれず、実用レベルには達していなかった。
そこで[[Homerow]]を[[Scoot]]と併用して使うことの是非について検討した。
## 提案内容
キーボードでの要素アクセスには[[Homerow]]を使う。
## 承諾した場合の結果
### メリット
- アクセスしたい対象が**同じディスプレイの要素**であるときは[[Scoot]]よりも速い
- 必要な要素が常に候補に含まれている
- [[Scoot]]より候補は多い
- [[Google Chrome]]の[[Vimium]]や、[[Obsidian]]の[[Jump to link]]のように、同等の機能を提供する拡張機能ではカバーできないケースもカバーできる
- 無料でも機能面では問題ない
- activateのポップアップが定期的に出るくらい
- 仕事など決済がしにくい環境でも使える
### デメリット
- [[Scoot]]もそうだが選択肢が増えるので操作に迷いが生じるかも
- ブラウザだと[[Vimium]]とどちらを使うべきか悩む
- **アクティブディスプレイ・ウィンドウ以外では使えない**
- [[Scoot]]や[[Mouseless]]を使っても、1クリックではウィンドウをアクティブにすることしかできないので大きな差があるわけではない
- ユースケースによってグリッドによるポインタ移動(クリック)か、要素によるポインタ移動(クリック)を使い分ける必要は**どのツールを使っても変わらない**