[[Obsidian Publish]]の見栄えは悪くなる懸念はあるが、それを上回るメリットがありそう。なにより[[Minerva]]は自分のためである。
## 経緯
[[💿MIN-0011 知識の分類にディレクトリ・タグを使わない]]にて以下のルールを定めた。
> - **知識ネットワークのNoteは`Notes/yyyy-Ww`配下に作成する**
- 例: `2021-44w`
しかし、これには以下の欠点がある。
- ルール選定前に作成された既存ファイルの移動が面倒
- 2か月実施してディレクトリ自体にほとんど使い道を感じない
- **同じ名称の衝突を検知できない**
特に3つ目が問題。たとえば`Field`は[[Rust]]と[[TypeScript]]それぞれのコンテキストにおける用語だが、ディレクトリは`2022-02w`と`2021-46w`のようになっている。これは害しかない。
## 提案内容
ディレクトリとタグに関するルールを以下の様に変更する。
- **知識ネットワークのNoteはすべて`Notes`配下に作成する**
- **ただし、公開を前提としてまとめたディレクトリは引き続き利用する**
- 例: `📘Articles`
- **複数のコンテキストをもつNoteにはタグを使ってもよい**
- 例: `Field`なら #Rust と #TypeScript
## 承諾した場合の結果
### メリット
- Note追加のハードルが下がる
- 既存Noteの整理が楽
- 名称の衝突を検知できる
- 衝突した場合はマージしてしまう ([[曖昧さ回避ページ]]みたいに)
- リンクをたどってくる人は文脈を判断できるので問題はないはず
- リンク用は[[曖昧さ回避ページ]]にして、詳細を別ノートに書くのもアリ
- 名前衝突がなくなり、リンク名に対するモヤモヤがなくなる
- [[Rust]]の`Field`へリンクしたいとき`[[RustのField]]`というノート名が嫌なので以下のように無理やり回避しなくてよい
- `[[ⓇField]]`
- `[[RustのField|Field]]`
- ディレクトリ構成変更によるデッドリンクのリスクが減る ([[Obsidian Publish]]の場合)
- リネームでも同じだから気休め程度
- ファイルリネームによってリンク表示文字列が[[Vault]]からの相対パスに変化するトラブルを防げる
### デメリット
- ディレクトリ内のファイル数が膨大になる
- [[Windows]]では[[NTFS]]を使っているためパフォーマンスやファイル数上限に問題はなさそう
- [[Android]]も[[FAT32]]であればファイル数上限には問題なさそう
- ディレクトリ内のファイル数上限は数万程度
- 現在の1ディレクトリ最大ファイル数は3000程度
- 10年間は平気そう & その間に上限が上がれば問題なし
- [[Obsidian Publish]]のサイドバーが見にくくなる or 重くなる
- 重くなったら最悪非表示でいい
- 見てほしいページは別途[[MOC]]のようなものを作成するのでOK