[[🦉MKMS]]の[[Activity note]]では『📜2024-01-14 hogehoge』のように必ず日付が入る。この理由は以下2点。 ## Activity noteはユニークになる保証がない [[Glossary note]]や[[Procedure note]]とは異なり、[[Activity note]]は**全く同一のタイトルをもつノートが存在する可能性がある**。それらが異なるのは作成時期だけだ。 たとえば、『📜Obsidian Publishをブログとして使うかの検討』というタイトルの[[Activity note]]があったとする。このアクティビティは**連続した期間1度で終わるとは限らない**。実際には以下のように複数回検討することがある。 | 検討時期 | 結果 | | --------- | ------ | | 2021年1月 | 見送り | | 2021年9月 | 見送り | | 2022年3月 | 採用 | このとき、タイトルはどうなるか? これらの違いは検討時期だけなのだから、必然的に日付で分けるべきだ。つまり - 📜2021-01 Obsidian Publishをブログとして使うかの検討 - 📜2021-09 Obsidian Publishをブログとして使うかの検討 - 📜2022-03 Obsidian Publishをブログとして使うかの検討 のようになる。 > [!question]- フォルダを分ければいいのでは? > [[📓Minervaのディレクトリ構成]]にあるよう、[[Minerva]]ではコンテキストでフォルダを分けることはしていない。 > [!question]- suffixに日付を付けないのか? > 『📜Obsidian Publishをブログとして使うかの検討 (2021-01)』 のようなのも確かにアリだ。だが、[[📓異なるコンテキストで同名なノートの扱い]]で示したルールは**コンテキスト**による区別だ。日付はコンテキストには適さない。 > > また、[[Activity note]]は他の[[ノート]]に比べ、取り組んだ時期が意味をもつ。その意味で、前方につけても違和感はあまりない。[[🦉Various Complements]]でprefix matchに引っかからなかったり、[[🦉Another Quick Switcher]]で[[Prefix name match]]の優先度を上げていると優先度が下がってしまうなどの弊害もあるが、今のところそこまで困っていない。というのも、[[Immutable note]]である[[Activity note]]を頻繁に取り出すことは通常あまりないからだ。 > [!question]- 1つのファイルにまとめないのか? > 日付をヘッダにして1つの[[ノート]]として管理する方法もある。だが、それは[[アトミックノート]]とは言えないだろう。時期がそこそこ異なれば、検討される内容もそれなりに変わるからだ。 > > もちろん、複数回の検討結果を一望したいという需要もあるかもしれない。そのときは、普通に[[Hub note]]を作ればいいだけのことだ。 ## ノートのタイトルについている方が把握しやすい 日付を示すなら、[[プロパティ (Obsidian)|プロパティ]]を使う方法もある。 [[Dataview]]などを利用するならこちらの方がエレガントだろう。[[📓Change logの書き方]]にあるとおり、[[Minerva]]では`created`と`updated`の[[プロパティ (Obsidian)|プロパティ]]を随時更新している。`created`はprefixの日付とほぼ一致するため、prefixの情報は冗長に感じるかもしれない。 だが、考えてみてほしい。[[Activity note]]はスナップショットとしての[[Immutable note]]だ。他の[[ノート]]よりも、いつ書かれたのか?という情報の価値が高くなる。そのため、[[ノート]]のタイトルに明記されている方が瞬時に把握がしやすいのだ。