## 経緯
[[GitHub]]のIssuesがパワーアップすると聞いたので試してみた。
- [The new GitHub Issues \- Public Beta \| GitHub Changelog](https://github.blog/changelog/2021-10-27-the-new-github-issues-public-beta/)
## 作成
Issueと書いてあるが実際はプロジェクト。ユーザー画面の`Projects`タブから作成できる。IssueやProjectはリポジトリ単位だったので、ここに導線があることにしばらく気付かなかった。
![[Pasted image 20211031133400.png]]
なお、リポジトリのIssuesにも導線はある。ただ、とても気付きにくい。
![[Pasted image 20211031133451.png]]
## プロジェクト画面
[[バックログ]]のような感じ。
![[Pasted image 20211031134024.png]]
以下のようなことができる。
- カラムの追加/削除
- カラムの値変更
- ドラッグ&ドロップでカラムの順番入れ替え
- ドラッグ&ドロップでアイテム[^item]の順番入れ替え
なお、表示はいつでもカンバン形式に切り替え可能。
## アイテムの作成
プロジェクト画面から直接作成できる。リポジトリのIssuesをサジェストできるので簡単。以前と同様、Issueが存在しないアイテム[^item]も作成できる。
![[Pasted image 20211031134905.png]]
## ワークフローの設定
プロジェクトに対してもワークフローを設定できる..が今はβなので、用意されているといくつかのワークフローをON/OFFできるだけだ。正式版までに対応されてそう。
ためしに`Items added to project`を有効にしてみた。
![[Pasted image 20211031135810.png]]
Issueが作成されたら自動でプロジェクトに追加されると思っていたが、どうやらそうではないらしい。Issueでプロジェクトと紐付けをしたときにステータスを自動設定するだけ。
『プロジェクトだけ見ていれば全て管理できる..!?』と夢見たが、それは無理なよう。今後対応されそうだけど。
## Issuesとの連携
Issuesにプロジェクトの情報は表示される。
![[Pasted image 20211031133847.png]]
Issuesにはなかったステータスについても、Issuesの画面から直接更新できる。
## Live updates
複数人でリアルタイムに作業ができるらしい。試してみたが、2021-10-31時点では同期しなかった。どうやら段階的に開放されるらしい。
> This feature is rolling out gradually, and may take a few weeks to get enabled for your projects.
## 感想
個人で[[OSS]]開発している身としては十分満足できた。特にポイントなのは以下5点だ。
- 複数リポジトリを横断してIssue管理できる
- バックログ表示で優先度を明確にできる
- シームレスなステータスの連携
- スタイリッシュなUI
- ワークフロー
あとは、**Issueが作成されたら自動でプロジェクトに追加される機能(ワークフロー)** さえ追加されれば[[Todoist]]や[[🧊Togowl]]とは完全に別管理ができそう。余談だが、Notifications周りもイイ感じに管理できるようになると嬉しい。
企業としても、今まで使っていた[[Jira]]のような課題管理システムを使わなくてもOKになりそう。
[^item]: アイテムはProjectにおけるチケットのような単位. Issueとは限らないのでこう呼ぶことにしている