## 経緯
コワーキングスペースはデスクが広いので、色々と持ち込んだときにどれくらい捗るか、費用対効果があるかを試してみた。
## 対象ガジェット
- 必須
- [[New Precision 5470]]
- [[AUKEY PA-B6S BK]]
- あった方がいい
- [[Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)]]
- [[HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨]]
- [[FITTIO MOH-FTR]]
- どちらでもいい
- [[EX-LDC161DBM]]
- ないほうがいい
- [[BOYATA N31]]
- [[SlimBlade Trackball]]
## 理由
### 必須
#### [[New Precision 5470]]
PCがないと始まらないのでこれは言わずもがな。
#### [[AUKEY PA-B6S BK]]
電源がある場所ならばPCとスマホを給電するために必須。中~長時間の作業をする場合はバッテリー残量を気にしたくないし、気分が乗ってくるタイミングでバッテリー切れになると色々もったいないので。
コンセントがある席でしか使えないので、その場合にも備えると後述の[[Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)]]が必要になってくる。
### あった方がいい
#### [[Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)]]
フル充電状態で[[New Precision 5470]]なら大体3~4時間は使える。[[New Precision 5470]]がフル充電状態ならあわせて7時間程度なので、ほとんどのユースケースではバッテリー切れの心配がなくなる。
一方で、重量やサイズもそれなりにあり、持ち運ばなくていいなら持ち運びたくはない。コンセントがある席を確保できるなら[[AUKEY PA-B6S BK]]だけで十分だ... がその保証がない場合は保険に携帯しておくと安心感が違う。
もう少しコンパクトで軽ければ『必須』にランクアップできるだろう。とはいえ、コワーキングスペースやカフェに作業しにくいときは基本的に常備してはいるが...。
#### [[HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨]]
[[New Precision 5470]]はノートパソコンにしては珍しく打ち心地が悪くないキーボードがついている。そのため、外付けキーボードは無くても大きな問題はない。
[[HHKB]]を外で[[New Precision 5470]]と一緒に使うには、普通[[キーボードブリッジ]]が必要になる。また、[[HHKB]]の場合はリストレストがないと厳しい。無線の調子が悪いケースに対応するため、[[ainex U20CC-LL01TA USB Type-Cホストケーブル]]のようなケーブルも必要だ。これらを揃えると荷物量も増えるため、そこまでして持ち運ばなくても...という風になっていた。
ただ、最近になって気づいてしまったのだ。[[キーボードブリッジ]]なしでも[[HHKB]]直置きで[[尊師スタイル]]できることに。そして、このあと紹介する2つの小さなアイテムと一緒くらいなら持ち運んでもいいかなと思うようになった。実のところ、手の疲れで言うと[[HHKB]]の方が疲れるのだが、打ち心地や気持ちよさは段違いなので。
#### [[ainex U20CC-LL01TA USB Type-Cホストケーブル]]
[[HHKB]]とノートパソコンの優先ケーブル。L字型でvery shortなため、[[尊師スタイル]]のために製造されたのではと思うほど。
[[HHKB]]を無線接続していると、やはりチャタリングが発生してしまう。頻度が低くてもチャタリングがいつか起きるかもという恐怖はかなりストレスフルなので、ここは有線コードを使った方がいいと思った。
#### [[FITTIO MOH-FTR]]
[[FITTIO MOH-FTP]]と似ているが異なる製品。こちらの製品の方が圧倒的に小さい。本来はテンキーやマウスに使うパームレストなのかもしれないが、自分はこれを[[尊師スタイル]]用のパームレストとして使っている。
これナシでも大きな支障はない...が、長くタイピングしているとやはりパームレストがあった方が疲れが軽減できる。
### どちらでもいい
#### [[EX-LDC161DBM]]
使い勝手はよいモバイルモニタ。外での環境を2画面構成にできるという有能なアイテムだが、サイズも大きく場所もとるというデメリットも兼ね備える。ついでにバッテリーも消耗する。(電源確保できていればさしたる問題でもないが...)
家や仕事では実質5枚の外部モニタを接続しているため、当時は1つでもモニタを増やしたいという想いがあり購入した。サイズが大きいため、いつも使っている鞄に入らないので別に手提げが必要だったり、作業場所で展開するのに若干抵抗を感じたりする割に、実はあまり効果がないのではと思わされた。
たしかにWebとAPIの同時開発をするようなケースにおいてはシングルディスプレイでは太刀打ちできないだろう。しかし、Webだけを開発するケースや[[Obsidian]]で[[PKM]]をするだけなら、工夫すれば1画面でも案外なんとかなる。逆に1画面のときに発生する限定的な集中力によって[[フロー]]に入りやすいというメリットもある。よく言われていることだが。
上記を総合的に考えて、外での作業はシングルモニタで行うことにした。どうしても複数画面が必要な時は家で作業すればいいだけの話なのだ。とはいえ、あればあるで便利なため、『どちらでもいい』という評価に留めておいた。
### ないほうがいい
#### [[BOYATA N31]]
ノートパソコンスタンド。もしこれが作業場所に常備されているならば、確実に『必須』へとランクインするだろう。ノートパソコンスタンド [[BOYATA N31]] としての性能や意義は非常に感じており、そこに対して不要というつもりはない。
最大のネックは持ち運びだ。重い、デカイ。そして、作業するデスクがよほどしっかりしていないと、タイピング中にノートパソコンの画面が揺れるという致命的な欠点がある。常に安定したデスクを使えるとは限らないので、この制限事項は結構厳しい。現地に到着して利用できないと分かったときの切なさとメリットを天秤にかけると、『ないほうがいい』となってしまうのだ。
ただし、ノートパソコンでの作業によって姿勢(特に首)がボトルネックになる場合は評価を変えざる得ないだろう。その場合も恐らく『必須』になると思う。
#### [[SlimBlade Pro Trackball]]
デスクで作業するときは無線でも安定する頼もしいトラックボールだが、コワーキングスペースでの作業では『ないほうがいい』と思った。
最大の理由はこれを使う必要性を感じないこと。ノートパソコンを使っているのであれば、トラックパッドを使う方が直感的で脳にも効果的だと思っている。ただし、[[BOYATA N31]]のようなノートパソコンスタンドを使うケースでは例外だ。直接トラックパッドを使うのは操作性が悪いし、画面の位置やスペースからして[[SlimBlade Pro Trackball]]を使った方が断然快適である。
つまるところ、[[SlimBlade Pro Trackball]]が不要になったのは、[[BOYATA N31]]が不要になった影響に過ぎない。無線機器が増えると混線リスクが上がるという不安もなくはないが、今のところそのような事象は観測していないで、その点は問題ないと思っている。