https://medium.com/@nickmilo22/my-pkm-story-3763985b7a3e [[LYT Kit]]作成者[[Nick Milo]]氏の[[PKM]]をはじめた経緯が書かれた記事。 ==⚠️ 以下は原文の事実を尊重しつつ、独自の表現およびいくらかのカットをしている== # 原文に対するメモ [[LYT Kit]]で私のことを知っている人が多いかもしれないが、今日はそれに関するお話をさせてほしい。 ## Fast notes [[Evernote]]を2008年にはじめた。 [[Evernote]]は素晴らしく、思考の速度でノートを取ることを可能にした。Webの記事をクリップするのも楽チンだった。 最初の数年間は...。 ノートが育ってくると、自分の考えを探すのが大変になってきた。クリップが増えてくると自分の言葉や思考が減ってきたからだ。記事を増やすことでノイズが増え、デジタルライブラリはゴミ屋敷になってしまった さらに5年経つと[[Evernote]]は楽しいものではなく苦痛、不安だった。 [[Evernote]]をやめた。これは罠だ。私の大切なアイデアや考えは[[Evernote]]の独自仕様にロックインされてしまう。 Plain Textにエクスポートしたが、すべてのリンクは壊れてリフォーマットも必要だった。それに古いフォーマットのデータは未来永劫消えることなく私の前に現れるのだ。 ## Free notes 2015年のおわりまでに私のメモはPlain Textになった。それは**FAST NOTES**というだけでなく**FREE NOTES**だ。Plain Textの所有権は完全にあなたにある。 Mqrkdownを使用することでPlain Textは使いやすく十分なフォーマットになり得る。 ## Linked notes 今や**FAST NOTES**と**FREE NOTES**は**LINKED NOTES**になった。 アイデアを繋げて考えることは革命だ。インターネットもリンクだが、思考の速度で素早くリンクを作成するには及ばない。 これは衝撃的な画像だ。 ![](https://miro.medium.com/max/700/1*pstgT002CaDojyrxA2QGbw.jpeg) ## Using the Maps 数年前、[[Zettelkasten]]のコミュニティにMap Notesを共有しようとしたがやめた。ただ諦めたわけではなく、1年ほどある案件に対して使ってみた。それは私のキャリアを加速させた。 そして[[Obsidian]]コミュニティを通し、[[LYT Kit]]が誕生した。[[LYT Kit]]は[[PKM]]がもつ2つの大きな問題点を解消する。 --- ### Too much structure Wordや[[Evernote]]の最大の問題はフォルダへの依存だった。我々の脳はフォルダに適応しにくいので、思考を阻害する。 ### Too little structure 最近のノートアプリはリンクに依存している。 それが脳にとって直感的であり、アイデアを加速させる。 ただ、リンクの欠点は視点の欠如である。 鳥瞰図のようなソリューションが必要なのだ。 --- [[LYT Kit]]を使えば、リンクによる素早い思考を高い視点で成熟させることができる。 ## LYT The Workshop 皆には私のような過去の苦しみを体験せず、喜びを感じ続けて欲しい..その想いで[[LYT Kit]]の開発に投資した。 [[Obsidian]]コミュニティで[[PKM]]に精通しているメンバと6週間のワークショップを行った。フィードバックを見る限り、今後数十年にわたって喜びと信頼を感じられるシステムができたと言えるだろう。