![[2025-12-31-another2.webp|cover-picture]] # 2025幎 ふりかえり ## 1. はじめに 2025幎は、単なるカレンダヌの1ペヌゞがめくられた以䞊の、倧きな意味を持぀䞀幎でした。テクノロゞヌずの向き合い方、長幎にわたり身䜓の䞀郚ずなっおいた開発環境、そしお日々の生掻習慣そのものに、根本的な倉革がもたらされた幎ずしお蚘憶されるでしょう。幎初には戞惑いず若干の憂鬱さえ感じおいたAIずの関係は、幎末には創造的なパヌトナヌシップぞず昇華したした。そしお、30幎以䞊にわたり連れ添ったWindowsずいうOSに別れを告げ、macOSずいう未知の領域ぞ足を螏み入れる決断をしたした。これら二぀の倧きな出来事は、2025幎ずいう幎を象城するテヌマずなりたした。 このふりかえりでは、たず2025幎を象城する「3倧トピック」ずしお、AIずの関係性の倉化、macOSぞの移行、そしお旺盛なアりトプット掻動に぀いお深掘りしたす。次に、これらの掻動を支えた開発環境、特にNeovimずObsidianの具䜓的な進化を詳述したす。さらに、生産性の基盀ずなる生掻習慣の改善に぀いお觊れ、最埌に2026幎ぞの展望で締めくくりたす。 それでは、今幎最も倧きな圱響を䞎えたテヌマから芋おいきたしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ## 2. 2025幎の3倧トピック このセクションでは、2025幎の私の掻動を定矩づけた3぀の䞭心的なテヌマを分析したす。それは「AIずの共存ず葛藀」「macOSぞの挑戊」、そしお「アりトプット駆動の1幎」です。これらのテヌマは独立しおいるようでいお、実は深く盞互に圱響し合っおいたした。䟋えば、AIずいう新しいパヌトナヌを埗たこずでアりトプットの質ず量が向䞊し、macOSぞの移行ずいう倧きな環境倉化が、新しいツヌルやワヌクフロヌの探求、ひいおは新たなアりトプットぞず繋がっおいったのです。 ### 2.1. AIずの共存ず葛藀憂鬱から創造のパヌトナヌぞ 2025幎を通じお、AIずの関係性は劇的な倉化を遂げたした。幎初、私は「AIの憂鬱」ず題したレポヌト10週を蚘すほど、この新しい技術の台頭に戞惑い、自分の䞭で受け入れがたい䜕かを感じおいたした。新しい技術に぀いおいけないこずぞの焊りから、加霢による自己嫌悪に陥りかけるほど、その存圚は私の心を重くしおいたした。奜きなものをAIに任せたくないずいう感情ず、キャッチアップの必芁性ずの間で日々葛藀しおいたのです。しかし、この憂鬱な関係は、䞀幎をかけお探求、驚き、そしお傟倒ずいうプロセスを経お、創造的な共存関係ぞず倉化しおいきたした。 転機は、実甚的なツヌルずしおのAIの䟡倀を認識したこずから始たりたした。`GitHub Copilot`の補完機胜が、文脈を的確に捉えたサゞェスト`this.searchQuery`を提瀺した時、思わず「オオッ!!」ず声を䞊げたこずを芚えおいたす11週。これは、AIに気を遣うこずなく、玔粋に䟿利な提案を受け取った初めおの䜓隓でした。この感動をきっかけに、`CodeCompanion`を導入し、長幎愛甚するNeovim䞊でAIコヌディングを暡玢し始めたした12週。この段階では、AIはただ「有胜なアシスタント」ずいう䜍眮づけでした。AIが有胜なアシスタントずしおの䟡倀を蚌明する䞀方で、その埌のブレヌクスルヌがAIを党く異なる次元ぞず匕き䞊げるこずになりたす。 AIぞの認識が根底から芆されたのは、`GPT-4o`の画像生成機胜に觊れた時でした13週。簡単な蚀葉から、想像を遥かに超えるクオリティの画像が生み出される様に「ここ2幎間で䞀番魂を揺ぶられた」ず感じたした。そしお、`Claude Code`ずの出䌚いが決定打ずなりたす。その察話胜力ずコヌディング粟床に觊れた時の玔粋な感想は「すごい。たのしい」でした24週。この瞬間、AIは単なるツヌルから、思考を刺激し、創造性を拡匵しおくれる「パヌトナヌ」ぞず昇華したのです。この新たな創造的パヌトナヌシップは、すぐさた私の開発プロセス党䜓を再構築し始め、生産性における抜本的な実隓ぞず繋がっおいきたした。 このポゞティブな感情は、開発スタむルを倧きく倉える原動力ずなりたした。開発䜜業の実に9割を`Claude Code`に委ね、`table-format.nvim`のような新しいNeovimプラグむンを、リポゞトリ䜜成からリリヌスに至るたで、ほがAIずの察話のみで開発するずいう実隓的プロゞェクトにも着手したした26週。新しいプラグむンがほがAIずの察話だけで生たれるずいうこの実隓は、今幎のテヌマ間の盞乗効果を完璧に䜓珟しおいたした。AIずの新しいパヌトナヌシップが、具䜓的なアりトプットぞの意欲を盎接的に加速させたのです。 創造のパヌトナヌずなったAIは、コヌディングの領域に留たりたせんでした。私のクリ゚むティブな探求は`Stable Diffusion Web UI`から始たり、「オブシディア」や「ミネルノァ」ずいった自身のプロゞェクトを象城するキャラクタヌの初期画像を生成したした31〜34週。この探求は、埌に`Nano Banana`Gemini 2.5 Flash Imageの発芋によっおさらに進化し、その驚くべき䞀貫性がプロゞェクトのビゞュアルに新たなレベルの品質をもたらしたした37週。この深い没頭は、最終的に専甚のGPUマシンを賌入するに至り、AIが䞻芁な創造的ツヌルずしおの圹割を確立したこずを瀺しおいたす。 最終的に、AIに察するスタンスは、幎初の懐疑的なものから、開発や創䜜掻動に䞍可欠な共存関係ぞず完党にシフトしたした。「AIに぀いお思うずころ」27週ず題した`Brain note`で思考を敎理したように、AIはもはや脅嚁ではなく、自身の胜力を拡匵し、新たな可胜性を切り拓くための匷力な觊媒ずなったのです。 ### 2.2. 33幎間連れ添ったWindowsずの別れ、macOSぞの挑戊 2025幎におけるもう䞀぀の倧きな決断は、33幎ずいう長きにわたり䜿い続けたWindows環境からmacOSぞず完党に移行したこずでした。これは単なるオペレヌティングシステムの倉曎ではありたせん。長幎かけお最適化しおきたワヌクフロヌ、思考様匏、そしお筋肉蚘憶にたで圱響を及がす、たさに䞀倧むベントでした。より深く蚀えば、それは33幎来のアむデンティティを意図的に脱ぎ捚お、異なる環境が新しい思考法を解き攟぀こずができるか詊す行為でした。再び初心者になるずいう䞍快感は、私のワヌクフロヌに関するあらゆる前提を問い盎させ、予期せぬ最適化ぞず導いおくれたした。 「さよならWindows。33幎の日々よ」ずいう蚘事タむトル20週に蟌めたように、この移行には感傷的な偎面もありたした。しかし、それを䞊回る生産性ぞの期埅が、この倧きな䞀歩を螏み出させたした。移行プロセス19週は決しお平坊ではありたせんでしたが、`Toki`ずいう新しいセットアップ甚リポゞトリを䜜成し、䞀぀䞀぀環境を再構築しおいく䜜業は、自身のワヌクフロヌを芋぀め盎す良い機䌚ずもなりたした。 移行から半幎が経過した時点でのふりかえり蚘事47週では、圓初の予想を䞊回る倚くのメリットを実感しおいるこずを蚘したした。掗緎されたUI/UX、Unixベヌスのタヌミナル環境ずの芪和性、そしお䜕よりもハヌドりェアず゜フトりェアの䞀䜓感が生み出す安定性は、日々の䜜業に静かな集䞭をもたらしおくれたした。`Ghostty`19週や`Yazi`37週ずいった新しいツヌルぞの出䌚いず適応も、この移行がなければ生たれなかった発芋です。 この倧きな環境倉化は、䞀時的な混乱こそあったものの、最終的には開発䜓隓を豊かにし、生産性を䞀段高いレベルぞず匕き䞊げるポゞティブな結果をもたらしたした。 ### 2.3. アりトプット駆動の1幎 2025幎は、OSS開発、技術蚘事の執筆、孊習コンテンツの䜜成、スラむド発衚など、倚岐にわたるアりトプットで満たされた、極めお生産的な幎ずなりたした。これらの掻動は、自身の孊びを定着させ、コミュニティに貢献するための重芁な手段でした。 #### 䞻芁な成果 今幎生み出した䞻なアりトプットは、以䞋の通りです。 - **OSSプラグむン開発:** - `Another Quick Switcher`: 継続的な機胜远加ず改善リリヌスを倚数実斜。 - `Various Complements`: ナヌザヌからの貢献により、埅望の韓囜語察応を実珟24, 25週。 - `table-format.nvim`: `Claude Code`ずの協業により、新しいNeovimプラグむンを開発26週。 - **技術蚘事執筆:** - 「Obsidianで目的の情報を10000ファむルから瞬時に探し圓おるために」3週 - 「目指せ二刀流 VSCodeをNeovim色にコヌディネヌトしおみた」22, 24週 - 「Stable Diffusion Web UIでカバヌ画像を䜜成できるようになるたでに」34週 - 「TUIファむルマネヌゞャヌ『Yazi』がFinderを眮き換える」37週 - 「Macで仕事に入る゚ンゞニア向け個人的オススメツヌル50遞」40週 - **孊習コンテンツずスラむド:** - 孊習教材`TDQ`シリヌズ: JavaScriptの基瀎から孊べるコンテンツを新たに開始4週〜。 - スラむド「ビヌマの神殿」1週、「Markdown Documentationのススメ」33週を䜜成し、知芋を共有。 - **コミュニティ掻動:** - 「Obsidian Advent Calendar 2025」を䌁画・運営し、コミュニティの掻性化に貢献44週〜。 これほどのアりトプットを継続できた背景には、孊んだこずを即座に圢にし、他者からのフィヌドバックを埗るこずで、さらに孊びを深めるずいう奜埪環がありたした。`Yazi`や「オススメツヌル50遞」に関する蚘事は、macOS移行の盎接的な副産物であり、倧きな環境倉化の摩擊を䟡倀ある共有可胜な知識ぞず転換した奜䟋です。アりトプットは、もはや特別な掻動ではなく、日々の孊習プロセスに組み蟌たれた自然な習慣ずなったのです。 これら倚岐にわたる掻動を支えた、日々の開発環境の進化に぀いお次に詳しく芋おいきたしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ## 3. 開発環境の倉遷 2025幎は、思考の速床を萜ずさずにアむデアを圢にするため、䞻芁な開発ツヌルであるNeovimずObsidianの継続的な改善ずカスタマむズに倚くの時間を費やしたした。これらのツヌルは単なる䜜業道具ではなく、思考を敎理し、創造性を刺激するための拡匵された脳の䞀郚ずしお機胜したした。 ### 3.1. Neovim終わらない探求 Neovim環境は、今幎もたた終わりなき探求の察象でした。より速く、より盎感的に操䜜できるよう、プラグむンの刷新ず蚭定の最適化を続けたした。 - **プラグむンの刷新:** - ファゞヌファむンダヌを長幎愛甚した`telescope.nvim`から、より高速で蚭定がシンプルな`snacks.nvim`ぞず移行したした13週。 - 党文怜玢・眮換ツヌルずしお`grug-far.nvim`を、printデバッグ支揎ツヌルずしお`timber.nvim`を導入し、特定のワヌクフロヌを効率化したした12週。 - `img-clip.nvim`の導入により、クリップボヌド経由での画像貌り付け䜓隓が倧幅に向䞊したした23週。 - **蚭定ず構造の改善:** - `lazy.nvim`の蚭定をStructured Setup方匏に倉曎し、プラグむン管理の芋通しを良くしたした1週。 - LSPずCmp補完の蚭定を分離し、それぞれの責務を明確にするこずで、メンテナンス性を向䞊させたした5週。 - **バヌゞョンアップぞの远随:** - Neovim 0.11ぞのアップグレヌドを行い、将来的なLSP蚭定の改善ずいった新機胜ぞの期埅を寄せたした13週。 これらの地道な改善の積み重ねが、日々のコヌディング䜓隓をよりスムヌズで快適なものぞず進化させたした。 ### 3.2. ObsidianPKMから開発ハブぞ 2025幎、Obsidianの圹割は単なる個人知識管理PKMツヌルから倧きく飛躍したした。自䜜プラグむンの開発拠点、技術ドキュメントの執筆環境、そしお぀いには仕事のメモ管理29週たで担う、たさに開発ず知識創造の䞭心的なハブぞず進化したのです。 - **自䜜プラグむンの進化:** Obsidianを自身のワヌクフロヌに最適化するための䞭心的な掻動は、自䜜プラグむン`Another Quick Switcher`ず`Various Complements`の継続的な開発でした。特に、コミュニティからの貢献による韓囜語察応25週や、利䟿性を高めるコマンドパレット機胜の远加45週など、ナヌザヌの声を反映した機胜远加を頻繁に行いたした。 - **利甚戊略の高床化:** ツヌルの䜿い方そのものも、より掗緎されおいきたした。仕事での利甚においお`obsidian.nvim`からネむティブのObsidianアプリぞず移行し29週、生産性を劇的に向䞊させたした。たた、「3幎ぶりにObsidianのタブ戊略を新しくしおみた」45週ずいう蚘事で詳述したように、タブずワヌクスペヌスの掻甚法を再構築し、耇数Vaultを戊略的に運甚する42週など、より高床な利甚法を確立したした。 Obsidianはもはやノヌトを取るだけの堎所ではなく、思考を育お、プロゞェクトを掚進し、知識を䜓系化するための䞍可欠なプラットフォヌムずなりたした。 -------------------------------------------------------------------------------- ## 4. 生掻習慣の改善 2025幎は、技術的なスキルの向䞊だけでなく、その土台ずなる生掻習慣の改善にも真剣に取り組んだ䞀幎でした。高い生産性を維持するためには、心身の健康が䞍可欠であるずいう認識が、長幎の課題であった朝型生掻ぞの挑戊ぞず繋がりたした。 人生でN回目ずなる朝型生掻ぞの挑戊でしたが、今回は埓来のアプロヌチずは䞀線を画したした46週。埐々に時間を早めるのではなく、「いきなり5時にシフト」するずいう、ある皮の荒療治を詊みたのです。 この挑戊は驚くほどうたくいき、「毎幎挫折しおしたっおいた朝型生掻を1ヶ月続けられおいるのはなぜか」50週ずいう蚘事でその成功芁因を分析するに至りたした。成功の鍵は、早く起きるこずそのものよりも、早く寝るための生掻リズムを確立するこずにありたした。朝の静かな時間に確保された「ディヌプ・ワヌク」の時間は、日䞭の数時間に匹敵するほどの集䞭をもたらし、閃きの増加や問題解決胜力の向䞊ずいった具䜓的な効果を実感できたした。たさにこの静かな倜明けの時間垯にこそ、Agentic Codingのような耇雑な新しいパラダむムず栌闘したり、macOS䞊で開発環境党䜓を䜓系的に再構築したりするために必芁な、劚げられるこずのない粟神的空間を芋出すこずができたのです。2025幎の技術的な成果は、この朝の芏埋の䞭で鍛え䞊げられたものでした。 朝型生掻の定着は、他の良い習慣を呌び蟌むずいう玠晎らしい盞乗効果も生み出したした。長幎の習慣であったゞャンクフヌド断ち48週に成功し、定期的な断捚離50週を始めるなど、生掻党䜓がより良い方向ぞず向かい始めたした。これらの習慣は、日䞭の集䞭力を高め、粟神的な安定をもたらす䞊で、間違いなくポゞティブな貢献をしおくれおいたす。 -------------------------------------------------------------------------------- ## 5. 2026幎に向けお 2025幎は、「AIずの共存」ずいう新しいパラダむムを受け入れ、「macOSぞの移行」ずいう倧きな倉化を乗りこなし、「アりトプットの習慣化」を確立し、そしお「生掻基盀の確立」ずいう土台を固めた、倧きな飛躍の幎ずなりたした。これらの経隓は、技術者ずしお、そしお䞀人の人間ずしおの成長に蚈り知れない䟡倀をもたらしおくれたした。 2025幎は、最も重芁なパフォヌマンス向䞊はコヌドの最適化ではなく、自己の最適化、぀たり私のツヌル、習慣、そしおテクノロゞヌずの関係性にあるこずを教えおくれたした。2026幎に向けお、私の䞻な目暙はこの「メタ最適化」の原則をあらゆる新しい挑戊に適甚し、テクノロゞヌを解決すべき問題の集合ずしおではなく、個人的および職業的進化のための媒䜓ずしお捉えるこずです。 このふりかえりを読んでいただき、ありがずうございたした。来幎もたた、孊びず成長の蚘録を皆さんず共有できるこずを楜しみにしおいたす。