![[tdq-1st-clear.webp|cover-picture]] 辛く厳しいJavaScriptの世界にも束の間の平穏が訪れた。この平和を恒久的なものにするべく、TypeScriptの世界へと旅立つことを決意する。 その夜に不思議な夢を見た。 Denoの快適な開発環境に慣れ親しんでいた自分は、ある日ふとその境界を越えようとした。しかし、その先に広がっていたのは、無数のツールチェインが絡み合い、互換性問題が潜む混沌としたJavaScriptの世界だった。 Node.jsのエコシステムに足を踏み入れた瞬間、node_modules の巨大な森に迷い込み、WebpackやESM/CJSの違いに頭を抱えることとなる。TypeScriptの設定一つとっても、Denoのシンプルさとは対照的に、無数のオプションとコンパイラフラグが待ち構えていた。 それでもなお、自分は進まねばならない。いつか、Denoという小さな楽園を飛び出し、より多くの人々とコードを共有し、新たな可能性を切り拓くために──。 # そのころ... ![[2025-03-15-23-01-02.webp|cover-picture]] `-- 暗闇の中、四人の者達が集い、話をしている。 --` **長髪の青年?** 『JavaScriptがやられたようですね...』 **フードの青年?** 『フフフ... 奴は四天王の中でも最弱...』 **黒髪の青年?** 『さて、次はだれが行くのかな?』 `-- ウェーブのかかったクールな女性が口を開く --` **TypeScript** 『私が行きましょう』 **フードの青年?** 『ならん..!! 貴様が行くほどの相手ではない..!!』 **TypeScript** 『しかし、愚兄の責任をとるのは私の役目というものです』 **長髪の青年?** 『...』 **TypeScript** 『それにDeno、あなたが引き続き力を貸すのなら、少しは良い勝負ができるのではないでしょうか?』 `-- 長髪の青年がほほ笑みながら口を開く --` **Deno** 『見抜いていましたか...。』 **フードの青年?** 『なにぃ!? Deno、貴様、敵に手心を加えていたのというのか!?』 **Deno** 『落ち着いてください。あまりにこちらが有利では無粋というもの。少し楽しめるお膳立てをしただけですよ。』 **フードの青年?** 『こざかしいことを...。』 `-- TypeScriptが部屋の出口に足を進める。 --` ![[2025-03-26-13-17-53.webp|cover-picture]] **黒髪の青年?** 『今回は彼女に任せよう。彼女は本気を出すことはないだろうし、様子見の前哨戦に過ぎない。Node.jsが危惧しているようなことは起きないと思う。』 **Node.js** 『フン。まあいいだろう。次の戦いが終わった後はみっちりとこの世界の恐ろしさを思い知らせてやる..!!』 **Deno** 『では私も行くとしましょう。』 `-- DenoがTypeScriptを追って部屋を出る。 --` **黒髪の青年?** 『それでは、お手並み拝見かな。』 ## クリア特典 TDQ全設問のMarkdownファイル(解答例付)が以下のリンクからダウンロードできます。 https://github.com/tadashi-aikawa/tadashi-aikawa/blob/master/TDQ1.7z