[[📒Articles]] > [[📒2025 Articles]] ![[2025-12-01.webp|cover-picture]] > [!info] > この記事は [Obsidian Advent Calendar 2025](https://adventar.org/calendars/11440) 1日目 の記事です。 とうとう今年も12月に入りました。[[📚Obsidian Advent Calendar 2025]]が始まります! ## [[📚Obsidian Advent Calendar 2025]] とは [[Obsidian]]をテーマにした[[アドベントカレンダー]]です。[[ADVENTAR]]というサービスで作成しました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://adventar.org/icon512.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Adventar</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> Obsidian Advent Calendar 2025 - Adventar </div> <div class="link-card-v2-content"> ライティングアプリ Obsidian に関するアドベントカレンダーです。Obsidianに関係する記事であれば何でも構いません🎅🌲※ 有料記事や会員登録が必要な記事はご遠慮させていただければと思います### 2年前に開催 ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://adventar.org/og_image.png" /> <a href="https://adventar.org/calendars/11440"></a> </div> 期間は #2025/12/01 から #2025/12/25 の25日間です。この間、1日に1記事ずつ執筆リレーが行われ、うまくいけば25本の[[Obsidian]]に関する記事を毎日読めるというイベントです🎁 2025-11-30 20:08 時点で執筆表明いただいた方々です。 ![[2025-11-30-20-07-50.avif]] ワールドシリーズ第7戦の影響でしょうか。連投で参加される方が2名もいらっしゃいます。頼もしい限りです。 なお、2年前にも[[📚Obsidian Advent Calendar 2023]]を主催しており、今年で2回目となります。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📘もしかしたら世界初かもしれないObsidianアドベントカレンダー開始までの軌跡 </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidian Advent Calendar 2023は、ノートアプリObsidianに関する記事を25日間リレー形式で公開するイベントです。参加方法や開催までの経緯、コミュニティの盛り上がり、情報管理やアドベントカレンダーの活用法に興味がある方はぜひご覧ください。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%98Articles/attachments/2023-12-01.png" /> <a data-href="📘もしかしたら世界初かもしれないObsidianアドベントカレンダー開始までの軌跡" class="internal-link"></a> </div> %%[[📘もしかしたら世界初かもしれないObsidianアドベントカレンダー開始までの軌跡]]%% > [!hint] 創作系Obsidian Advent Calendar 2025 > 『創作系』の活動をされている方向けのアドベントカレンダーを[[👤希流ハヤ]]さんが企画されています。もし、[[Obsidian]]に興味があるであろう貴方が、そのような活動をされているのであれば、参加を検討してみてはいかがでしょうか。 > > <div class="link-card-v2"> > <div class="link-card-v2-site"> > <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://adventar.org/icon512.png" /> > <span class="link-card-v2-site-name">Adventar</span> > </div> > <div class="link-card-v2-title"> > 創作系Obsidian Advent Calendar 2025 - Adventar > </div> > <div class="link-card-v2-content"> > 創作系(絵、漫画、音楽、小説シナリオ、ゲーム制作、TRPG、動画制作、CG等)のObsidianアドベントカレンダーです。創作クリエイティブ系×Obsidianが関係していればどんな内容でも構いません。・絵を描くスケジュール ... > </div> > <img class="link-card-v2-image" src="https://adventar.org/og_image.png" /> > <a href="https://adventar.org/calendars/11333"></a> > </div> ## 参加者に向けた記事公開までの流れについて ### 公開日まで 記事の執筆をお願いします。 #### 記事の冒頭について 特に決まりは設けません。 アドベントカレンダーと言えば、冒頭に **『この記事は●●アドベントカレンダーの▼日目の記事です』** みたいなことを書くことが多いかもしれませんが、個人の裁量にお任せいたします。ご自身のコンテンツイメージに沿った形でご対応ください。 参加表明の意味合いも込めて書きたい方で、テンプレが欲しいという方がいらっしゃれば、以下をお使いください。もちろんいじってもらって構いません。 ```markdown この記事は [Obsidian Advent Calendar 2025](https://adventar.org/calendars/11440) ●日目 の記事です。 ``` ### 公開日 当日 1. 記事を公開する 2. [[📚Obsidian Advent Calendar 2025]]の担当日付で以下2点を更新する ![[2025-11-25-20-26-09.avif]] 記事にアクセスできることを確認したら、私の方で[[Bluesky]]にて宣伝させていただく予定です。 > [!attention] > 仕事などの事情で宣伝が遅れたり、翌日以降になるケースもございます。また、宣伝してほしくない...という方いらっしゃいましたら、事前にご連絡いただければ考慮いたします。(レビューではないのでイイコトしか書きません😊) #### 記事の共有について 共有方法は自由です。 私の場合は、[[Bluesky]]で `#obsidian-advent-calendar-2025` のハッシュタグをつけて投します。 ## 2025年のObsidianに関するトピックをふりかえる それではここから本題です。 2025年もあと1ヶ月... ということで今年の[[Obsidian]]に関する **私の** トピックを振り返っていきたいと思います。今年の[[📰Weekly Report]]を自分の目で見直し、集約した内容の中から厳選してお届けします。 ## Obsidianが仕事でも無料になったことの影響 2025年2月20日、[[Obsidian]]の[[CEO]]である[[👤kepano]]氏から、Obsidian Blogにて衝撃の発表がありました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://obsidian.md/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">Obsidian</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> Obsidian is now free for work </div> <div class="link-card-v2-content"> Starting today, the Obsidian Commercial license is optional. Anyone can use Obsidian for work, for free. Explore ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://obsidian.md/images/blog/free-for-work.png" /> <a href="https://obsidian.md/blog/free-for-work/"></a> </div> 今まで[[Obsidian]]を商用利用するには、年額 $50/ユーザー 程度のコマーシャルライセンスが必要でしたが、それが必須ではなくなりました。つまり、**仕事でもライセンス不要で[[Obsidian]]が使えるようになった**ということです。 ### Obsidianの利用を想定したドキュメンテーションベース構築 ライセンスが不要になったことと、[[Obsidian]]を会社で使えることは同義ではありません。それでも、今までと比べてそれが現実となる可能性は格段に上がっていたと思います。 その時に備えて、私は[[Obsidian]]で編集/管理するドキュメンテーションリポジトリを、サイトとしてデプロイできる仕組みを整備しました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📘MkDocsでObsidianと互換性の高いドキュメントベースを実現する </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidianやobsidian.nvimと高い互換性を持ち、Markdown・Python・YAML・ターミナル操作の知識がある方向けに、MkDocsとMaterial for MkDocsを使った無料・クローズドなドキュメントサイト構築方法を詳しく解説します。プラグイン設定やカスタマイズ手順も紹介しています。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%98Articles/attachments/2025-02-23.webp" /> <a data-href="📘MkDocsでObsidianと互換性の高いドキュメントベースを実現する" class="internal-link"></a> </div> %%[[📘MkDocsでObsidianと互換性の高いドキュメントベースを実現する]]%% [[ドキュメンテーションビルダー]]を1から作ったわけではありません。[[MkDocs]]という素晴らしい[[ドキュメンテーションビルダー]]で利用できるベースプロジェクトを提供しただけです。 この仕組みは現在5つ以上のドキュメンテーションリポジトリで利用しています。最近は社内やチームへの普及も進め、[[Obsidian]]でドキュメンテーション管理できる人が2人、3人と増えてきました。 デフォルトの設定では不足している機能が多いので、以下の設定を横展開しています。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📕普通の人向けObsidian横展設定 </div> <div class="link-card-v2-content">📕tadashi-aikawaのVault設定をベースに、ドキュメンテーション作業として利用する人向けの横展設定メモ。PKMや日記、タスク管理での利用は想定していない。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/obsidian-plugin.webp" /> <a data-href="📕普通の人向けObsidian横展設定" class="internal-link"></a> </div> %%[[📕普通の人向けObsidian横展設定]]%% ### [[Neovim]]から[[Obsidian]]へ 発表当時、仕事では[[Neovim]]を使っていた私は[[Obsidian]]に戻るつもりはありませんでした。 > 紆余曲折あり、商用利用は諦めて[[Neovim]]で同等の環境を整備してきたこともあり、これを機に[[Obsidian]]を仕事でも使う...ということはないと思います。一方、自分以外の人が[[Obsidian]]を使うという選択肢は現実のモノになったと思います。 > > *[[📰2025年8週 Weekly Report]]* しかし、それから半年近く経った頃、色々と状況が変わっていたこともあり、私は仕事でも[[Obsidian]]を使うようになりました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📰2025-07-15 Obsidianを仕事でも使うための準備と設計について </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidianの商用ライセンス不要化やmacOS移行により、タスク管理・ドキュメント管理・PKMを仕事で活用する設計やプラグイン移行、Markdown・検索・補完・Vimモード・Canvas対応などのポイントを解説する。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/report.webp" /> <a data-href="📰2025-07-15 Obsidianを仕事でも使うための準備と設計について" class="internal-link"></a> </div> %%[[📰2025-07-15 Obsidianを仕事でも使うための準備と設計について]]%% 主な理由は以下の3点でした。 - [[Obsidian]]の業務利用は問題ない旨が、社内の[[Slack]]で展開された - [[macOS]]に移行したこともあり、[[Obsidian]]が使いやすくなった - [[Claude Code]]によって[[🦉Another Quick Switcher]]が目まぐるしい速度で機能強化されていた [[Obsidian]]の業務利用については、[[📚Obsidian Advent Calendar 2025]]の最終日 12月25日に投稿予定です。詳しく紹介するつもりですので、そちらをお待ちいただければと思います。 ### Minervaにおける[[Obsidian]]活動の再活性化 [[obsidian.nvim]]の利用をやめたことで、私の[[PKM]]活動は[[Obsidian]]に一本化されました。それにより、[[AI]]の登場によって少し失われていた[[Obsidian]]への情熱が再燃しはじめたのです。 結果的に、[[Minerva]]での[[Obsidian]]に関する投稿量や、私が開発している[[Obsidianプラグイン]]の更新頻度も上がったと思います。公私では微妙に使い方が異なるため、より多くのニーズに対応できるようになった実感もあります。 そして断言できます。これらの出来事がなければ、[[📚Obsidian Advent Calendar 2025]]を企画することはなかったであろうと。 ## Obsidianの執筆記事 My Best 3 2025年に執筆した[[Obsidian]]の記事はこれまでに6本です。その中から3本をピックアップしました。 - 2025-01-19 [[#Obsidianで目的の情報を10000ファイルから瞬時に探し当てるために]] - 2025-07-24 [[#Obsidianのその同期 本当に必要ですか?]] - 2025-11-09 [[#Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた]] ### Obsidianで目的の情報を10000ファイルから瞬時に探し当てるために 私が[[🦉Another Quick Switcher]]を開発している動機と、普段どのように使っているかを紹介するために執筆しました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📘Obsidianで目的の情報を10000ファイルから瞬時に探し当てるために </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidianで🦉Another Quick Switcherプラグインを使用し、約10000のファイルから目的の情報(ノート)を瞬時に検索できるようにするため、普段どのような戦略でVaultを構築しているかについてご紹介します。なお、Vaultに含まれる98%のノートはMinervaで公開されているものです。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%98Articles/attachments/2025-01-19.webp" /> <a data-href="📘Obsidianで目的の情報を10000ファイルから瞬時に探し当てるために" class="internal-link"></a> </div> %%[[📘Obsidianで目的の情報を10000ファイルから瞬時に探し当てるために]]%% 執筆から1年近く経ちましたが、思想と使い方に大きな変化はありません。ただ、[[🦉Another Quick Switcher]]はこのときより大幅にパワーアップしています。それについては後のセクションで紹介します。 ### Obsidianのその同期 本当に必要ですか? 2021年から利用していた[[Obsidian Sync]]の利用をやめるべきか... という悩みを断ち切るために執筆しました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📘Obsidianのその同期 本当に必要ですか? </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidian SyncやObsidian Mobileを4年使った筆者が、同期の必要性やデータ管理、タスク管理、情報参照の工夫、代替手段(Obsidian PublishやSNS・Slack活用)を時系列で解説。同期のストレスや生産性低下に悩む方は、運用見直しの参考にどうぞ。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%98Articles/attachments/2025-07-24.webp" /> <a data-href="📘Obsidianのその同期 本当に必要ですか?" class="internal-link"></a> </div> %%[[📘Obsidianのその同期 本当に必要ですか?]]%% ファイルが同期されるという側面だけを見れば、同期機能はあったほうが便利と考えることは多いと思います。特に現代のサービスにおいてクラウドでの同期機能は必須要件でしょう。 だからこそ、『自分にとって、同期機能は何かを犠牲にしてまで本当に必要なものなのか?』ということを、真剣に考えてみたことのある方は意外と少ないのではないでしょうか。 タイトルは同期機能を必要としている方を煽っているわけではありません。同期機能について向き合ったことがなく、『実は自分には必要ないものだった』という気付きを少しでも多くの人にしていただければ...という問いかけです。 ### Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた [[#Neovim から Obsidian へ]]戻った際に、[[Neovim]]の[[ウィンドウ (Vim)|ウィンドウ]]・[[バッファ (Vim)|バッファ]]・[[タブ (Vim)|タブ]]が恋しくなったので、時間を使ってそれらを再現させました。その具体的な内容を以下の記事で共有しています。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📘Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidianのタブ管理を3年ぶりに見直し、Neovimのウィンドウ・タブ分割やキーバインド、ワークスペース切り替えなどの設計思想をObsidianに応用した新戦略を解説します。Vimrc SupportやAnother Quick Switcherなどのプラグイン活用例も紹介。ObsidianとNeovimの操作性を両立したい方はぜひご覧ください。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%98Articles/attachments/2025-11-09.webp" /> <a data-href="📘Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた" class="internal-link"></a> </div> %%[[📘Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた]]%% この機能を実現するために、[[🦉Another Quick Switcher]]、[[🦉Shukuchi]]、[[🦉Carnelian]]といった私がこれまで開発してきた[[Obsidianプラグイン]]の資産が大いに役に立ちました。これらに機能を追加することで、並の[[Vimmer]]であれば満足していただけるクオリティまで仕上げることができたと自負しています。 難点は響くユーザーが少なそうなこと...。[[Neovim]]の[[ウィンドウ (Vim)|ウィンドウ]]・[[バッファ (Vim)|バッファ]]・[[タブ (Vim)|タブ]]を気に入って使いこなしており、かつ[[Obsidian]]を普段遣いするユーザーという狭き門です。 ## Obsidianプラグインリリース 2025年ダイジェスト 最後は私が開発している[[Obsidian]]のプラグインについて、2025年にリリースしたバージョンから主要なものを紹介します。プラグインによってボリュームは異なりますが、以下の5本をお届けします。 - [[#Another Quick Switcher]] - [[#Various Complements]] - [[#Shukuchi]] - [[#Silhouette]] - [[#Carnelian]] もし私が開発しているプラグインをお使いいただけている場合は、めぼしい対応のキャッチアップ漏れがないか、参考にしていただけば幸いです。 > [!question]- MFDIは? > MFDIこと[[🦉Mobile First Daily Interface]]は今年ほとんど開発を行っていないため割愛します。特に宣伝などしていないのですが、不思議なことにスターは伸びています。まあ、[[OSS]]なんてそんなものだと思います☺️ > > ![[2025-11-30-17-39-56.avif]] ### Another Quick Switcher もし今年のMVPを1つ選べと言われたら、間違いなく[[🦉Another Quick Switcher]]を選びます。それくらい今年は大きな進化を遂げました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> GitHub - tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-switcher: This is an Obsidian plugin which is another choice of Quick switcher. </div> <div class="link-card-v2-content"> This is an Obsidian plugin which is another choice of Quick switcher. - tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-sw ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://opengraph.githubassets.com/7811256d9a0755b2613a461cdf2b39c7c0c10e37913a842f594613488bc36390/tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-switcher" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-switcher"></a> </div> スターの数はこんな感じです。少し傾きが上がった瞬間がありました。 ![[2025-11-30-14-42-58.avif]] #### リリース一覧 合計39回のリリースをしました。どれもオススメしたい機能ではありますが、太字の項目を特にオススメの機能として詳しく紹介していきます。 | Version | リリース日 | 主な更新内容 | | ----------- | --------- | -------------------------------------------------------------------------------------------- | | 12.2.0 | 1月12日 | "Display the 'description' property below the title" オプション追加<br>カスタム検索タイトルを太字化 | | 12.3.0 | 1月13日 | "Exclude prefix" 設定を追加 | | 13.0.0 | 3月16日 | 破壊的変更: プリセットからリンク検索を削除<br>結果なし時に phantom link を挿入 | | 13.1.0 | 4月13日 | "Include current file" オプションを Search commands 設定に追加 | | 13.2.0 | 5月18日 | grep に "Grep search delay milli-seconds" 設定を追加 | | 13.3.0 | 5月28日 | In-file プレビュー後にカーソル位置を復元し Vim ジャンプリストへ記録 | | 13.3.1 | 6月2日 | pinned ノートで In-file 検索が動かない不具合を修正 | | 13.4.0 | 6月12日 | "open all in new tabs" 時のカーソル位置最適化<br>grep に "Include file name in search" 追加<br>リンク重複排除ほか修正 | | 13.5.0 | 6月15日 | QS→grep 起動ホットキーを追加<br>grep のタイトルヒット位置ハイライト<br>grep のデフォルト検索フォルダ設定追加 | | 13.6.0 | 6月25日 | クォート文字のエスケープ対応と引用句検索を In-file に追加 | | **13.7.0** | **6月26日** | 🌟**検索結果のキーワードハイライトを追加** | | 13.7.1 | 6月28日 | `<cd>` プレースホルダーが既定入力で機能しない問題を修正 | | 13.8.0 | 6月29日 | grep で入力フォーカスをトグルする機能を追加 | | 13.9.0 | 7月5日 | Move にフォルダ並び替え・最近使用トラッキング・ファジー検索とハイライトを追加 | | **13.10.0** | **7月6日** | 🌟**grep にスペース区切り AND 検索を追加**<br>fd 依存を排除して ripgrep 統一 | | 13.11.0 | 7月9日 | grep に正規表現バリデーション追加<br>grep の結果が巨大な場合の JSON パースエラーを修正 | | 13.12.0 | 7月10日 | ファイルの Vault パス/絶対パスをコピーするコマンドを追加 | | **13.13.0** | **7月13日** | 🌟**grep に auto preview を追加**<br>未ヒットや無効フォルダ時のコンソールエラーを修正 | | 13.14.0 | 7月13日 | grep の auto search 最小文字数設定 追加<br>grep の symlink 対応<br>設定 UI を調整 | | 13.15.0 | 7月14日 | Ctrl+クリックで新規タブを開く操作を追加 | | **13.16.0** | **7月16日** | 🌟**backlink で auto preview を追加** | | 13.16.1 | 7月21日 | backlink のリアルタイムプレビューでキー入力が失われる問題を修正 | | 13.17.0 | 7月21日 | In-file に editor への insert 機能を追加 | | 13.17.1 | 7月23日 | 13.16.1 以降のインストール不可を修正 | | 13.17.2 | 7月28日 | backlink で auto preview 無効時にプレビューできない問題を修正 | | 13.18.0 | 8月9日 | 検索結果の alias 表示とハイライトを改善 | | 13.18.1 | 8月11日 | alias のハイライトが複数行にずれる問題を修正 | | 13.18.2 | 8月17日 | frontmatter 項目が多い場合のレイアウト崩れを修正 | | **13.19.0** | **8月25日** | 🌟**alias 表示時のアイコン/ハイライト・結果表示を改善** | | **13.20.0** | **9月15日** | 🌟**main/backlink/grep で check/uncheck 操作に対応** | | 13.21.0 | 9月25日 | 新規タブ/水平・垂直ペインでの check/uncheck を追加 | | 13.21.1 | 9月29日 | check/uncheck 時のファイル未作成やタブフォーカス問題を修正 | | 13.22.0 | 9月30日 | "create in new pane (vertical/horizontal)" コマンドを追加 | | 13.22.1 | 10月26日 | 正規表現メタ文字を含むファイル名での backlink ハイライトを修正 | | **13.23.0** | **11月1日** | 🌟**説明・frontmatter の一致語をハイライト**<br>太字を避けたハイライトスタイルに変更 | | 13.23.1 | 11月2日 | frontmatter キーが複数値のときのハイライト誤りを修正 | | **13.24.0** | **11月9日** | 🌟**"Command palette" を追加**<br>リリースファイルサイズを削減 | | 13.24.1 | 11月10日 | 複数ホットキーを持つコマンド表示とクラス名の不整合を修正 | | 13.24.2 | 11月11日 | 起動直後にクエリが空だと直前のコマンドが表示されない問題を修正 | #### 検索結果のハイライト 以前から要望をいただいていた検索結果のハイライトにようやく対応できました。 ![[2025-11-30-18-36-25.avif|frame]] *`python con 20` に対するハイライト* 『ハイライトするだけなら簡単じゃない?』と思うかもしれませんが、[[🦉Another Quick Switcher]]では以下の理由により実装は難しかったです。 - 絵文字やアクセント記号などに対応するためマッチング処理をカスタマイズしている - 今までは『マッチするか』だけを判定し、『マッチする場所』は気にしていなかった - 表示処理に関わる設定が多い - パフォーマンスがシビアであるため、富豪的処理は行えない 実際に[[Claude Code]]とやりとりした記録もあります。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📜2025-06-26 Another Quick Switcherでクエリのヒット箇所をハイライトする </div> <div class="link-card-v2-content">Another Quick Switcherの検索結果で、ファジー検索や複数単語、絵文字を含むクエリに対し、マッチ部分を正確にハイライト表示する機能を実装した。空白や絵文字を除去した文字列と元の文字列の位置マッピング、重複範囲の統合、パフォーマンスへの影響調査も行い、10,000ファイル規模でも実用的な応答速度を維持した。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/activity.webp" /> <a data-href="📜2025-06-26 Another Quick Switcherでクエリのヒット箇所をハイライトする" class="internal-link"></a> </div> %%[[📜2025-06-26 Another Quick Switcherでクエリのヒット箇所をハイライトする]]%% このままリリースできたわけではなく、最終的には私の方で細部の確認やリファクタリング、一部の処理を修正したりもしました。それでも、[[Claude Code]]がとりあえず動くものを作ってくれなければ、とてもこの機能を実装する気にはなれなかったでしょう。 その後に[[エイリアス (Obsidian)|エイリアス]]の判定ロジック改善や、[[プロパティ (Obsidian)|プロパティ]]への対応なども徐々に行い、現在に至ります。 - [[📜2025-08-25 タイトルとエイリアスの両方にマッチしたときもエイリアスを表示する]] - [[📜2025-10-31 Another Quick Switcherでプロパティのマッチしたワードにもハイライトする]] [[エイリアス (Obsidian)|エイリアス]]については複数設定されている場合も含めて、かなり表示に拘りました。 ![](https://youtu.be/ZWXTL5luvcI) #### [[Grep command]]のAND検索対応 空白スペースによるGrep AND検索にも対応しました。蛍光ペンは画像編集によるものであり、実際のハイライトは強調色(ここでは赤)だけです。 ![[2025-11-30-18-59-44.avif]] *クエリとマッチ箇所をハイライトしたもの* Grepに利用している[[ripgrep]]はAND検索をサポートしていないので、複数回呼び出すようなコマンドに切り替えることで実現しました。こちらはほぼ全てを[[Claude Code]]にやってもらいました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📜2025-07-07 Another Quick SwitcherのGrepでAND検索対応 </div> <div class="link-card-v2-content">ObsidianのAnother Quick Switcherプラグインで、grep機能のAND検索(スペース区切り)を実装し、外部依存をfdからripgrepに統一した。文字位置変換やUnicode対応、テスト・ドキュメント整備も実施し、設定画面やREADMEも一貫して更新した。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/activity.webp" /> <a data-href="📜2025-07-07 Another Quick SwitcherのGrepでAND検索対応" class="internal-link"></a> </div> %%[[📜2025-07-07 Another Quick SwitcherのGrepでAND検索対応]]%% #### [[Grep command]]と[[Backlink search]]のauto preview対応 選択した項目を追加の[[ホットキー (Obsidian)|ホットキー]]なしでプレビューする機能を追加しました。以下の動画は[[Backlink search]]の例です。 ![](https://youtu.be/bd4Ch-TTdxc) [[Grep command]]は文字を入力してから自動で検索を実行する場合、検索開始までにラグが必要です。そのラグとプレビューの相性が悪く、予期せぬ挙動を起こしやすいので今までは対応を敬遠していました。 しかし、仕事でも使うようになり、[[Grep command]]や[[Backlink search]]の利用頻度が増えたため、コストを払ってでも実装することに決めました。この機能は自分で実装しましたが、壁にぶつかったときは[[Claude Code]]と壁打ちしながら進めていました。 #### Check/Uncheck items (複数選択) 検索結果を複数選択して一括でアクションできる機能を追加しました。[[Vim]]の[[クイックフィックス (Vim)|クイックフィックス]]が好きな方には響く機能だと思います。 ![](https://youtu.be/IPHZu87sd2w) 私がよく使う操作パターンは以下の3つです。 - [[Backlink search]] -> 確認・編集したい候補を複数選択して `open` - [[Grep (Another Quick Switcher)|Grep]] -> 確認・編集したい候補を複数選択して `open` - [[Recent search]] -> エディタに挿入したい候補を複数選択して `insert to editor` 一括アクションに対応しているコマンドは、[Dialog Commands](https://github.com/tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-switcher?tab=readme-ov-file#-dialog-commands)の`MC`列が ✅ になっているものです。個人的に利用頻度が高いと思ったものを対応しています。要望次第で適宜追加していくつもりです。 #### Command palette Command palette機能は[[Obsidian]]標準の[[コマンドパレット (Obsidian)|コマンドパレット]]を強化したものです。 ![](https://youtu.be/9r_tOV_IMQw) 標準機能との主な違いは以下の2点です。 - 一定期間以内に実行されたコマンドは『履歴アイコン付き・太字』で上位に表示される - その中でも **以前に実行したときのクエリ文字列と完全に一致する状態** で実行されたコマンドは『王冠アイコンつきの強調色・太字』で **1番上** に表示される 2つ目の機能は理解しにくいと思いますが、端的に言うと『自分で動的なコマンドのエイリアスを設定する』ようなものです。 たとえば私は `Carnelian: Insert note card` というコマンドを実行するときは `note` と入力して実行したくなることが多いです。その場合はこうなります。 ![[2025-11-30-19-32-22.avif]] 設定や他の機能は、[READMEの13. Command palette](https://github.com/tadashi-aikawa/obsidian-another-quick-switcher?tab=readme-ov-file#13-command-palette) を参考にしてみてください。 ### Various Complements [[🦉Another Quick Switcher]]に力を入れたこともあり、[[🦉Various Complements]]の更新はやや控えめでした。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> GitHub - tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin: This plugin for Obsidian enables you complete words like the auto-completion of IDE. </div> <div class="link-card-v2-content"> This plugin for Obsidian enables you complete words like the auto-completion of IDE. - tadashi-aikawa/obsidian-v ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://opengraph.githubassets.com/22434de70e2b49f7e876c3ba20b2acf52a746a8a71018b237b16814f41eaa71a/tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin"></a> </div> スターの数はこんな感じです。一定の角度を保っており、1000スターも近づいてきました。 ![[2025-11-30-14-42-02.avif]] #### リリース一覧 合計11回のリリースをしました。太字の項目1つをこのあとピックアップします。 | Version | リリース日 | 主な更新内容 | | ---------- | --------- | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | 10.1.0 | 2月16日 | macOS IME変換に関する不具合修正 | | 10.2.0 | 3月10日 | Key customization Hotkeys 設定で Space キーを割り当て可能に | | 10.3.0 | 4月13日 | internal link に "excludeSelfInternalLink" オプションを追加 | | 10.4.0 | 5月17日 | internal link に "Exclude existing in active file internal links" と "Tags for exclusion" を追加<br>"Exclude self internal link" が再起動でOFFになる不具合を修正 | | 10.5.0 | 5月25日 | "select with query alias" ポップアップコマンドを追加<br>TypeScript 5.8.3 へ更新し [[tsgo]] を導入 | | 10.5.1 | 5月28日 | 不要な console.log を削除 | | **10.6.0** | **6月22日** | 🌟**Korean strategy をサポート**<br>Better Markdown Linksサポート | | 10.7.0 | 6月29日 | current vault/internal link でパス除外の glob パターンをサポート | | 10.7.1 | 7月2日 | mobile 対応で micromatch を minimatch に置き換え | | 10.7.2 | 8月23日 | 特定の句読点前にリンクを挿入する際、部分一致で先頭の空白が削られる問題を修正 | | 10.8.0 | 8月31日 | "Disable suggestions in the Code block" オプションを追加<br>INPUT_TRIM_CHAR_PATTERN のみの行で補完が出ない問題を修正 | #### 韓国語サポート [[🦉Various Complements]]は主要言語系で[[CJK]]のKにだけ対応できていませんでした。しかし、今回の対応をもって一通りサポートしたことになります。 ![[2025-11-30-16-11-18.avif|frame]] *[Support languagesより](https://tadashi-aikawa.github.io/docs-obsidian-various-complements-plugin/#-Support-languages)* 本対応は100% [AbysmalBiscuit](https://github.com/AbysmalBiscuit)氏のおかげです。この場でヒッソリと御礼申し上げます🙏 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> Add korean tokenizer by AbysmalBiscuit · Pull Request #350 · tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin </div> <div class="link-card-v2-content"> @tadashi-aikawa here is the PR to add KoreanTokenizer and a test set for it. This should close #232.Please let m ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://opengraph.githubassets.com/0177e6a1f11f2c34cecbe732f6a4d142cc50b61beb538d485a3f292ecaff810c/tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin/pull/350" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/obsidian-various-complements-plugin/pull/350"></a> </div> ### Silhouette 仕事で[[Obsidian]]を使うようになったので、プライベートも含めてタスク管理に[[🦉Silhouette]]を使うようになりました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> GitHub - tadashi-aikawa/silhouette: Obsidianでシンプルにタスクを管理するためのプラグイン </div> <div class="link-card-v2-content"> Obsidianでシンプルにタスクを管理するためのプラグイン. Contribute to tadashi-aikawa/silhouette development by creating an account on Gi ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://repository-images.githubusercontent.com/586846088/8c74c011-a093-44fc-b5f1-0363effc7cf0" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/silhouette"></a> </div> 以前は[[Neovim]] x [[🦉Silhouette.nvim]]でタスクを管理していましたが、[[🦉Silhouette]]を使うようになってからは必要に応じて機能追加・リリースをしています。 スターの数はこんな感じです。2025年の中旬頃からピタッと止まっています。 ![[2025-11-30-16-14-55.avif]] スターは放っておいても線形に伸びることが多いですが、 - 日本語のみ - 非公式プラグイン - 人を選ぶ仕様 (テキストエディタ派向け) というのもあり、ユーザーが飽和してしまったのかもしれません。 #### リリース一覧 合計5回のリリースをしました。太字の項目1つをこのあとピックアップします。 | バージョン | リリース日 | 主な更新内容 | | ---------- | --------- | --------------------------------------------------------------------------------------------- | | 0.28.0 | 2月11日 | 繰り返しパターンで "every day"/"everyday" などの表記ゆらぎも許容<br>繰り返しファイルの前後余分な空白を無視 | | 0.28.1 | 2月22日 | 繰り返しタスクファイルにタスク名のみの場合、繰り返しパターン未設定エラーを正しく返すよう修正 | | 0.29.0 | 7月15日 | 計測時間表示をカッコからバッククォート表記に変更 | | **0.30.0** | **9月23日** | 🌟**time ステータス変更時にチェックリストのマークも変更するオプション/機能を追加**<br>"ステータスバーに計測時間を表示する" 無効時の Push timer エラーを修正 | | 0.30.1 | 9月25日 | 0.30.0 がインストールできない不具合を修正 | #### ステータス変更時のチェックマーク指定 計測開始時や終了時、ステータスに応じてチェックマークを変更する機能です。 <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/K2Sdf_siRGs?si=0VvOtyZ25fvVVnqX" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> [[🦉Silhouette]]が対応するのは `[v]` や `[x]` のように中の1文字を置き換えるところだけです。マークによる見た目の違いは[[CSS]]で実現しています。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📓チェックボックスの種類と定義 </div> <div class="link-card-v2-content">Obsidianでタスクを管理するときに使っているチェックボックスの種類と定義について。Minerva(公開部分)では基本的に装飾以外の目的チェックボックスを使っていない。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/rule.webp" /> <a data-href="📓チェックボックスの種類と定義" class="internal-link"></a> </div> %%[[📓チェックボックスの種類と定義]]%% ### Shukuchi [[Neovim]]に寄せたウィンドウ分割戦略を実現するため、付近のリンク先に移動する機能をもつ[[🦉Shukuchi]]にもいくつか改修を行いました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> GitHub - tadashi-aikawa/shukuchi: Shukuchi is an Obsidian plugin that enables you to teleport to links (URL or internal link). </div> <div class="link-card-v2-content"> Shukuchi is an Obsidian plugin that enables you to teleport to links (URL or internal link). - tadashi-aikawa/sh ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://opengraph.githubassets.com/c23fa13b17de1d9c4e8d764df595047cfebdff192febc7313406ca0e457fea4d/tadashi-aikawa/shukuchi" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/shukuchi"></a> </div> 2025年のスター数にほぼ変化はありません。[[🦉Various Complements]]や[[🦉Another Quick Switcher]]に比べると、対象ユーザーの幅が狭く、知名度が低いためと思われます。 ![[2025-11-30-16-22-51.avif]] ですが、個人的には『是非1度試してもらいたいプラグイン』の1つです。提供する機能は地味ですが、普段から **キーボードで[[Follow link under cursor]]を多用している人** には必ず響くプラグインであると自信をもって言えます。 #### リリース一覧 合計3回のリリースをしました。 | Version | リリース日 | 主な更新内容 | | --------- | ---------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | | **0.5.0** | **9月24日** | 🌟**"Open link in new tab group" を追加** | | **0.6.0** | **10月19日** | 🌟**"Move to next link" と "Move to previous link" を追加**<br>"Direction of possible teleportation" 設定に "backward" を追加 | | **0.7.0** | **11月3日** | 🌟**"Open link in new tab group horizontally" を追加** | #### Move to next link / Move to previous link ノート内に出現する各種リンクに次々と移動するコマンドです。 ![](https://youtu.be/0D-0BAwsUwQ) 日本語は英語に比べて、[[Vimモード (Obsidian)|Vimモード]]や[[Jump to link]]の機能を使っても任意の場所へ移動しにくいので、編集したい箇所がリンクの近くにある場合は便利だと思います。 #### Open link in new tab group [[内部リンク]]先を新しく分割した[[タブグループ (Obsidian)|タブグループ]]で開くコマンドです。 - **Open link in new tab group** は右に分割して開きます - **Open link in new tab group horizontally** は下に分割して開きます [[#Neovimの概念も取り入れて3年ぶりにObsidianのタブ戦略を新しくしてみた]]ときに必要になり追加した機能ですが、[[Vimモード (Obsidian)|Vimモード]]を使わない方でも[[🦉Shukuchi]]を利用しているなら便利に使えると思います。 ### Carnelian [[🦉Carnelian]]はもともと[[📕tadashi-aikawa]]専用のプラグインとして作成しました。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://github.githubassets.com/favicons/favicon.svg" /> <span class="link-card-v2-site-name">GitHub</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> GitHub - tadashi-aikawa/carnelian: Obsidianのプラグイン機能を使って、IncredibleなObsidian体験を実現するための機能を提供する宝石。紅玉髄(カーネリアン)。 </div> <div class="link-card-v2-content"> Obsidianのプラグイン機能を使って、IncredibleなObsidian体験を実現するための機能を提供する宝石。紅玉髄(カーネリアン)。 - tadashi-aikawa/carnelian ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://repository-images.githubusercontent.com/734207770/40b62f8b-1d6d-49d9-b4a7-efd688f64ced" /> <a href="https://github.com/tadashi-aikawa/carnelian"></a> </div> ただ、最近は仕事のチームでも[[Obsidian]]を使うようになったため、設定次第で誰でも利用できるように設計をしなおしました。そして、その思想は[[Neovim]]のプラグインに基づいています。具体的には以下のような思想です。 - デフォルトではすべての機能/キーバインドが無効になっている - 必要な機能だけ有効にする - 必要なキーバインドだけ設定する - 設定は `data.json` を直接編集する (GUIからの編集不可) [[🦉Carnelian]]を作成したのは2023年末ですが、今年は非常に多くの機能追加をしてきました。今月の終わりにはコミット数200超え間違いなしです。この場で紹介すると、私も読者の皆さんも燃え尽きてしまうと思いますので、別の機会を用意させていただければと思います。 ## おわりに [[📚Obsidian Advent Calendar 2025]]の開幕宣言・説明を行うと同時に、私の2025年における[[Obsidian]]活動をふりかえりました。主なトピックは以下の3つでした。 - [[#Obsidianが仕事でも無料になったことの影響]] - [[#Obsidianの執筆記事 My Best 3]] - [[#Obsidianプラグインリリース 2025年ダイジェスト]] 幸運なことに今月はまだ24日間、毎日[[Obsidian]]の記事を楽しめます。またとない機会ですので、私も皆さんの記事を拝見し、[[Bluesky]]で知見を広めるお手伝いができればと思っております。 そして僭越ながら、最終日の25日には **『プライベート/仕事をまたいだ1日の[[Obsidian]]の使い方(仮)』** を執筆させていただく予定です。また24日後にお会いしましょう。