[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No82. 🥉 ---- [[車輪の再発明]]という言葉がある。ご存じの方も多いと思うが、**既に確立されたモノにもかかわらず、1から作ること**を意味する。 <div class="link-card"> <div class="link-card-header"> <img src="https://ja.wikipedia.org/static/favicon/wikipedia.ico" class="link-card-site-icon"/> <span class="link-card-site-name">ja.wikipedia.org</span> </div> <div class="link-card-body"> <div class="link-card-content"> <div> <p class="link-card-title">車輪の再発明 - Wikipedia</p> </div> <div class="link-card-description"> 車輪の再発明（しゃりんのさいはつめい、英: reinventing the wheel）とは、「広く受け入れられ確立されている技術や解決法を（知らずに、または意図的に無視して）再び一から作ること」を指すための慣用句。 </div> </div> </div> <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%8A%E8%BC%AA%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%99%BA%E6%98%8E"></a> </div> どちらかというと皮肉の意味をこめて使われることが多い気がする。そのため、無駄なことをやっている..というネガティブな意味合いが強いかもしれない。しかし、[[車輪の再発明]]は必要悪だと私は思う。 ## 車輪を進化させられるのは誰か? 何かを作るときは大きく分けて2通りの方法がある。 - 既存ものを組みあせて新しいものをつくる - 1から新しいものをつくる 前者の方法であれば、たしかに[[車輪の再発明]]は無駄足かもしれない。車に例えると、車輪を1から設計しなおして作り、他の部品も同様の過程を踏むということだ。その車輪が、==既に確立され流通している車輪と同等、もしくは劣るのであれば==、これを[[車輪の再発明]]と言わずにはいられない。 一方、後者の場合は少し意味合いが変わってくる。たとえば、空飛ぶ車に必要な車輪を作るというケースをイメージしてほしい。『それはもはや車輪と呼べるのか..?』と疑問に思うかもしれないが、細かいことを気にしてはいけない。 空飛ぶ車で使う車輪は、既に存在する車輪の延長線上にあるかもしれないし、全く新しい概念が必要かもしれない。いずれにせよ、**既存の車輪に使われている技術を理解し、あわよくば車輪を作り上げることができるだけの経験やスキルが必要**になるだろう。そのための手段として最も適切なのは、==自分で既存の車輪を作りあげてみること==に他ならない。 - 車輪を使った何かを作る場合は[[車輪の再発明]]は無駄かもしれない - 車輪そのものを作る場合は[[車輪の再発明]]は必要になる あなたは車輪を使って何かをしたいのか、それとも車輪そのものを進化させたいのか。似て非なる2つの目的を混同せず、必要に応じて再発明をしてほしい。