[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No72. 🥉 ---- 誰しもお気に入りのツールというものがあるだろう。願わくば永遠にそれを使っていたいが、やむを得ない事情によって別のツールを使わなくてはいけない事態にしばしば出くわす。 - 会社で利用するツールが変わった - ツールがサポートを終了してしまった - パソコンやOSが変わったことにより使えなくなった そんなときは**新しいツールを無理して自分にあわせず、自分を新しいツールにあわせる努力をした方がいい**だろう。 ## ツールの思想を理解できる ほとんどのツールは何らかの思想に乗っ取って作られている。ツールはあくまで手段であり、そのツールを使用することで実現したい思想があるはずだ。ツールに身を委ねることにより、その思想を理解することができ、それは自分自身の思想そのものを更なる高みへと引き上げてくれる。 たとえば[[Vim]]の場合、大切なのは[[Vim]]というツールを使うことではない。モードや[[テキストオブジェクト]]、[[モーション]]という[[Vim]]の思想を知ることが非常に有意義なのだ。これらに興味のある方は[[📒1時間でVimに惚れるチュートリアル]]を読んでみてほしい。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">Minerva</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> 📒1時間でVimに惚れるチュートリアル </div> <div class="link-card-v2-content">Vim tutorっぽいやつです。</div> <img class="link-card-v2-image" src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/%F0%9F%93%971%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A7Vim%E3%81%AB%E6%83%9A%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB/attachments/vim-tutorial.webp" /> <a data-href="📒1時間でVimに惚れるチュートリアル" class="internal-link"></a> </div> %%[[📒1時間でVimに惚れるチュートリアル]]%% 私の場合、[[Vim]]の思想を学んだことにより[[IntelliJ IDEA]]や[[VSCode]]といった開発用エディタにも活かすことができた。 ## 自分にあうものだけを取り入れていく ツールの思想を理解することと取り入れることは別だ。今の自分に必要なものでなければ、必ずしも取り入れる必要はない。大事なのは**理解すること**なのだ。 一度試して『今の自分の用途にあわない』と分かればそれは収穫だろう。ツールの思想を学ぶことを疎かにして、実は自分にマッチしていた思想を取りこぼしていたのであれば大きな損失になる。それにあたり、2点注意がある。 1点目は少し触っただけで思想の価値を見定めないことだ。ツールによっては1週間や1ヶ月という長いスパン使って、はじめてその思想の価値を実感できるものがある。以前に取り上げた[[📗Vimの思想を取り入れる]]はその最たる例だろう。 2点目。過去に1度試して駄目だったからといって2度目の挑戦を恐れないことだ。時期が変われば自分の境遇も変わるし、ツールが以前より進化していることもある。年単位で時間が経過しているのなら、過去の悪い先入観は一旦棚に上げて、もう一度試してみることをオススメする。私の場合だと[[Vagrant]]やWSL1がまさにそうだった。