[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No11. 🥉 ---- 世の中には優れた発表をする強者が沢山いる。しかし、その誰もがはじめから強かったわけではない。彼ら/彼女らは数え切れない努力と経験を乗り越えて、今その場にいるのだ。 A: 『〇〇さん、発表どうですか?』 B: 『今ネタがないので.. ネタができたらやりますね。』 このようなやりとりをしばし目にする。心情的にはとてもよく分かるし、自然な回答だろう。しかし、諸事情で時間を割きたくないから体の良い断り方をしているのでなければ..、この判断は非常に勿体ない。**『学んだから発表する』のではなく『発表するために学ぶ』**のだ。 ## 学んでから発表することのデメリット 学んでから発表したがる人に理由を尋ねると『知らないことが沢山あるので、大勢の人に発表する気になれない』と回答する人が多い。残念ながら、そのような考え方を変えなければ、その人が自主的[^1]に発表する未来は永遠に訪れないだろう。 [^1]: 強制されたり第3者から強く推薦される機会があれば別. そのような人は幸運だ😄 以下はアルベルト・アインシュタインの名言だ。 > The more I learn the more I realize I don’t know. The more I realize I don’t know the more I want to learn. 日本語にすると『学べば学ぶほど、わからないことに気付く。分からないことに気付くほど学びたい思う。』という意味だ。つまり、**無知が怖いから学ぶはずなのに、学ぶほど無知の領域が広がって余計怖くなる**ということだ。 ## 発表を決めてから学べるのか 発表が決まると先のような人は学ぶことを始めるだろう。なぜなら、彼ら/彼女らが最も恐れるは**無知であること**だからだ。もちろん学びの先には更なる無知の世界がある。それでも**学ぶという行為自体が不安を軽減してくれる**。テスト前にテスト勉強する感覚に近い。 また、他者から見られる/質問されることを意識するため、学ぶの質は格段に上昇する。発表することのメリットは**発表当日ではなく発表までの準備期間**にこそあるのだ。 『この分野素人なんですが..』という質問が怖い? そんな人は無視してしまえばいい。気にするなって意味だ。たとえ1人の自称上級者が不満に感じていても、大多数の初~中級者の聴衆に貴方の言葉は響くはずだから。