[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No92. 🥉 ---- 人は誰しも知っていることと知らないことがある。『無知は害悪である』という人もいるかもしれないが、特定の事柄においては誰しも無知である瞬間があるものだ。必ず。 ## 無知はネガティブなものなのか 無知はネガティブな印象を持たれがちだが、私は必ずしもそう思わない。==無知であるということは、言い換えると自分自身に対する成長の余地がまだ残されていること==に他ならない。その知を習得すれば更なる高みに上がれることが保証されているわけだ。 本当に怖いのは、==無知であることを自覚していない状態==だ。無知を自覚しないと、学びの動機を失うことになり、成長の機会を奪ってしまうのだ。 ## 無知を認識する 無知を正しく自覚するには[[ダニング=クルーガー効果]]を常に意識しとくといい。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://ja.wikipedia.org/static/favicon/wikipedia.ico" /> <span class="link-card-v2-site-name">ja.wikipedia.org</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> ダニング＝クルーガー効果 - Wikipedia </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/43/Dunning%E2%80%93Kruger_Effect2.svg/1200px-Dunning%E2%80%93Kruger_Effect2.svg.png" /> <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%EF%BC%9D%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C"></a> </div> 本当に知識の深い人は常に『自分は[[チョットデキル]]』という意識をもち、先端を走り続けている。 ## 無知から前に進む 無知を認識しても、**『これは自分には関係ないから理解しなくて良さそうだ』** と思ってしまう人も多いだろう。専門から外れた分野、しかも自分に嫌いな分野であるなら、それらの知を習得するコストは高いと思う。それでも、==完全に理解する必要はないので、少しでも何かを得たほしい==と思う。それにはいくつかの理由がある。 - 少しずつ理解を深めることにより、ある瞬間からその分野に対する評価が変わることがある - その分野に精通する人との関わりを深められる - 自身の成長による自己肯定感を得られる 大抵の人は、魚だけを求める人に対して魚を与え続けることはしない。見返りがなければ見切りをつけるだろう。一方、魚釣りを求める人には喜んで釣り方を教えるだろう。なぜなら、その人は魚釣りが好きなのだから。