[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No87. 🥉 ---- 人と話をしているとき、しばしば意見が対立することがある。人間はどうしても、自分に同意してくれる人、自分が同意する人を歓迎しがちだ。反対意見や対立意見を言われた場合は多少なりとも身構えてしまうのが自然だろう。不快に思う人もいると思う。 これが趣味の話であれば、無理に対立意見の人を取り込む必要はない。猫が好きな人たちが話をしているのに、あえて猫嫌いな人が『猫が好きなんて君たちは残念だな』とマサカリを投げたところで誰も幸せにならないだろう。 ## 組織における対立意見 一方、組織にフォーカスをあてると対立意見の価値観は変わる。代表例として挙げられるのがプロダクト開発において、一般的に各役割の人が重視するポイントだ。 ``` 開発『無理のないスケジュールでメンテしやすいキレイなコードを書きたい』 営業『売れる製品を素早くたくさん提供したい』 ``` 開発の立場からすれば、スケジュールに間に合わせるためメンテナンス困難なコードを書きたくはないだろう。一方で、いくら素晴らしいコードを書いても製品が売れなければ、コードに価値がなくなってしまう。これはゼロイチで決まるほど単純な話ではない。落としどころが必要になる。 開発者が大多数の場合は売れないキレイなプロダクトができてしまうリスクが上がる。営業が大多数の場合は売れはするが、その後の改修が困難であったり、製品が致命的欠陥をかかえるリスクが上がる。 だから、対立意見は大切にした方がいい。むしろ、==対立してくれる人のことを頼もしいと思えるようになろう==。対立意見があるという事実は、自分自身で補えないあらゆる視点を担保してくれる。人が集まった組織という塊をより高みへと引き上げてくれるだろう。 マザー・テレサは言った。愛の反対は憎しみではなく無関心であると。 <div class="link-card-v2"> <div class="link-card-v2-site"> <img class="link-card-v2-site-icon" src="https://seishonyumon.com/production/wp-content/uploads/2022/01/favicon-62x62.png" /> <span class="link-card-v2-site-name">聖書入門.com</span> </div> <div class="link-card-v2-title"> マザー・テレサの言葉、「愛の反対は憎しみではなく無関心です」とは聖書にある言葉ですか？ | 聖書入門.com </div> <div class="link-card-v2-content"> この言葉はマザー・テレサの言葉で聖書の言葉ではありませんが、この言葉は聖書が伝えようとしていることの本質を捉えています。 ... </div> <img class="link-card-v2-image" src="https://seishonyumon.com/production/wp-content/uploads/2014/09/Mother_Teresa_in_India-1.jpg" /> <a href="https://seishonyumon.com/question/2539/"></a> </div> 少なくとも対立する人は、傍観している人よりもあなた(の意見)を愛してくれているはずだ。