[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No91. 🥉 ---- 誰しも嫌な仕事やタスクの1つや2つあるだろう。ある人は開発が嫌いかもしれない。ある人は営業が嫌いかもしれない。ある人はマネジメントが嫌いかもしれない。単純作業が嫌いな人もいる。 どうしても自分が嫌なことをやらなければいけなくなったとき、==1人で頑張ろうとせずみんなでやることをオススメしたい==。同じ役割を持つだけでもいいし、[[モブプログラミング]]のように近い距離間で協働できるとなお良いだろう。 ## 好きな人を探して一緒にやる 誰かの嫌いなことは誰かが好きなことだったりする。特に組織として動いている場合は、近くにそのような人がいる可能性も高い。[[📗対立意見を頼もしいと思えるようになる]]で紹介したとおり、優れた組織とはそういうものだ。 好きな人に任せてしまう方法もあるが、一緒にやることをオススメするには2つ理由がある。 - 好きな人の取り組み方を見て、タスクを再評価する機会になる - タスクを手っ取り早く片付ける方法を学べる [[餅は餅屋]]とは言ったものの、任せるだけではなく一緒に取り組むことで思いもよらぬ収穫を得られる機会になる。さらに同一組織であれば、組織としての結束力向上や情報共有、相互理解が進むだろう。 1つ注意があるとしたら、好きな人とやる場合、それに対して過度にネガティブな発信は控えたほうがいい。好きな人はそれが好きなのだから、共感されにくいうえ、モチベーションが下がってしまうだろう。 ## 嫌いな人と一緒にやる いつもそばに好きな人がいるとは限らない。では、皆が嫌いだったとしたらそれは1人で頑張るべきなのか? 答えはNoだ。 嫌いなことをやるには適度のガス抜きが必要だ。難解なコードを読んでいるときは『ありえねーー！！ わかんねーー！！ つらい！！』と言いたくなることもあるだろう。社外な人に理不尽な対応をされたら、愚痴りたいときもあると思う。 1人だとそれができない。仮にできたとしても、**他の人から見たら所詮他人事であるため、メリットのない空間に入ろうとしない**のだ。最終的にそれらは自分の胸の内に秘められてしまい、その内に爆発する。 だから、==嫌なことを共有できる人と一緒に取り組んだ方がいい==。1人だったら気が進まないことでも数人集まると誰かが『やろう』と言ってくれる。辛い気持ちになったら、一緒にやっているメンバーの間で半分冗談ぽくガス抜きをすればいい。誰にも迷惑はかからないし、本心から共感もしてくれる。少なからずストレスを放出できれば、その後のアウトプット向上にも繋がるだろう。