[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No20. 🥈
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**『自分は何をやってもダメだ..』** と思っている人はいないだろうか。
そんな人は何度挫折しても諦めずにチャレンジしてほしい。チャレンジの回数を増やすことが成功への近道だと思っている。==1度のチャレンジで習得してしまう人は一握りの天才だけであり、ほとんどの人は数回の挫折を経ているはずだ==[^1]。
## [[ザイアンスの法則]]
[[ザイアンスの法則]]は繰り返し接することで好意度や印象高まるというものだ。よく人間関係について言われるが、音楽やブランド、衣服、においなど五感すべてについても言える。この効果は学習のハードルも下げるだろう。
誰しもあるはずだ。==はじめて読んだときには意味不明だったが、5回10回と何度も読むうちに抵抗が薄れていく経験を==。私の場合は、難解なドキュメントを読んだり、システムの起動ログ/エラーログを見たりするときに感じる。
## 5年と3度の挫折を乗り越えて習得した[[Rust]]
[[ザイアンスの法則]]との関係について、私の体験談として紹介するとしたら[[Rust]]の習得だろう。私が[[Rust]]を学習した期間を並べてみた。
| 時期 | やったこと |
| ------ | --------------------------------- |
| 2016年 | 基礎文法をちょっと学ぶ |
| 2018年 | [RustでCLIツールを作り始めてみた] |
| 2020年 | [【Rust】CLIを作ってみた] |
| 2021年 | [[🧊Diamant]]を作った |
[RustでCLIツールを作り始めてみた]: https://blog.mamansoft.net/2018/08/06/rust-clitool-create/
[【Rust】CLIを作ってみた]: https://blog.mamansoft.net/2020/08/24/2020-08-4w-weekly-report/#rustcli%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F
ツールを作りきったのだから順調に見えるのかもしれないが、そんなことはない。少なくとも2020年までに作ったツールについては。
- すべて開発継続していない
- [[Rust]]でCLIツールを開発したあと **[[Go]]の方がいいという結論を出している**
もちろん理論的に[[Rust]]より[[Go]]が適切だと感じた部分もある。しかし、[[現状維持バイアス]]の力に脳が負けたというのが正直なところだ。特に[[Rust]]は[[Vim]]などと同様に習得難易度が高く、費用対効果を感じるまでの時間が長いからだ。
私の場合、3度の挫折と5年の歳月を経てようやく[[Rust]]を習得できた。ここまで時間がかかったのは、仕事で使う機会が無かったということもある。しかし[[イノベーター]]や[[アーリーアダプター]]を走ろうとする人達にとっては当たり前の話だ。
## まずは3度やろう
[[Rust]]だけでなく、9年前に[[Python]]を習得しようとしたときも2度の挫折を経験している。他にも色々あるが、それらの経験から1つだけ言えることがある。**まずは3回までチャレンジしてみよう**ということだ。
1度・2度挫折しても、『次は必ず前より上達する..!!』とポジティブな気持ちでチャレンジしてほしい。1度目の挫折より2度目の挫折を経験したあとの方が自信がついているはずだ。**挫折を恐れるのではなく、以前より成長しているはずの自分を楽しめるようにしよう。**
[^1]: そんなことはないと思うかもしれないが、普通の人は自分の挫折経験を公表/共有したりしないからそう見えるだけだ