[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No15. 🥉
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人間には五感がある。ただ、ここでは所謂[[五感]]ではなく以下5つを指している。
- 見る
- 聴く
- 考える
- 話す
- 書く
## 五感と到達レベル
これらは何かを学ぶときに大切なものだ。下にいくほど主体性の強いものになる。たとえば、研修を受けたときにそれぞれがどのレベルを示すか考えてみる。
| 到達レベル | 五感 | 状況 |
| ---------- | ------ | ------------------------------ |
| 1 | 見る | 参加している |
| 2 | 聴く | 集中している |
| 3 | 考える | 整理している |
| 4 | 話す | 自分の言葉に置き換えられている |
| 5 | 書く | 自分の中で整理されている |
レベル2と3の間には大きな溝がある。なぜなら1と2は受動的な行動であり、3以上は能動的だからだ。言われたことしかやらない人はレベル3に到達していない。
レベル4と5は学習において大きなメリットがある。たとえば、**レベル4は話すというアウトプットであると同時に、それを客観的な立場で聴く(レベル2)インプットにもなる**。同様に**レベル5は書くというアウトプットを自分自身が見る(レベル1)ことにもなる**。その結果、自分で違和感を覚えるようならば、考え(レベル3)、そこからより良いアウトプット(レベル4,5)を出せる。
このように==レベル4以上に到達した人は、自分自身でアウトプットの質を高める[[永久機関]]となることができる==。今まで見て、聴いて、考えて終わっていた人は話すことや書くことにもチャレンジしてほしい。学びの質がグッと深まるはずだ。
## 1人でも[[永久機関]]をつくる
誰かの講義を受けたり、MTGをする場合はもちろんのことだが、これは==1人で学ぶ場合も例外ではない==。
私がプレゼンテーションの練習をするときは必ず1人でも喋る。そして自分自身に対して架空の質問やフィードバックをする。私はそれに答えて、さらにプレゼンテーションの質を上げる。
開発でコーディングするときもそうだ。コードを書きながら常に自問自答している。詰まったときは今の状況を声に出して伝えることで脳を整理する。難しい問題の場合は[[iPad Pro]]を使って絵を描くことも多い。
## まずは1人で
1人で話したり書くことに抵抗を感じるかもしれない。しかし、実のところ==1人で[[永久機関]]をつくることは最も簡単==なのだ。
誰かの話を見たり聴いたりしながら、考えて、書いて、話すと必然的に[[マルチタスク]]となる。[[マルチタスクは効率が悪い]]と言われているようにこれは非常に難しいことだ。1人であれば自分のペースで続けられる。自分のペースで、無理のないテンポで、是非チャレンジしてみてほしい。
## 参考
- [“言語化能力の高い人” が必ずやっている「インプットとアウトプット」基本中の基本 \- STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア](https://studyhacker.net/verbalize-my-thought)