[[📒Productivityを上げるために大切な100のこと]] No71. 🥉 ---- **やる気があるときにやる**。さも当たり前かのように聞こえるこのフレーズは見た目に反して奥が深い。なぜかというと、人は基本的に==行動開始後にはじめてやる気が出るから==だ。 ## 『やる気がある』状態の希少価値を理解する 同じような話は今までにも以下の回で触れてきた。 - [[📗一気にではなく少しずつやる]] - [[📗今、この瞬間のために計測する]] - [[📗宣言してからタスクに着手する]] はじめればやる気が出ることは分かっている。ではどのようにして**はじめる**というハードルを下げるかという話だ。私の場合は1年の大半はこのシステムを使ってモチベーションを維持し、アウトプットを出し続けている。 一方、ごく稀に..ふとやる気が出る瞬間がある。そのような機会は非常にレアだ。**やる気が出たら、よほどのことがない限りすぐに着手した方がいい**。なぜなら、==そのようなやる気は大抵の場合、一晩寝るとなくなってしまうから==だ。 しかし、そのような幸運にもかかわらず - 『仕事に関することでやる気出たけど、今日は休日だからやっちゃだめだな...』 - 『プライベートのことでやる気が出たけど、今は仕事だから忘れよう...』 などと理由をつけて機会を逃してしまうことも多い。時間に縛られる必要はない。やる気が出たときにやろう。休日だからといって仕事に関することをやってはいけないという決まりはない[^1]。むしろ多少は自己鍛錬すべきだ。プライベートのやる気が出たなら、仕事をさっさと切り上げるべきだろう[^2]。 とはいえ、やる気が出たからすぐやれる環境にあるとは限らない。やらなければいけないことがあって時間を割けないこともある。大事なのは、**やる気が出る機会はレアだという事実を把握しておくこと**だ。ドラクエに例えると、メタル系モンスターが出た時は多少無理をしても倒しにいく感覚に近いのかもしれない。 [^1]: 会社のルールで禁止されているようなものは除く [^2]: 業務時間中にやるのではなく、早く退勤して家に帰ってからやろう