## 概要 [[Obsidian Mobile]]からログを記録するときなどに現在時刻を入力したいが、都度入力するのが面倒。 ## ソリューション 以下2ステップに分けて実現します。 1. [[ノート]]に現在時刻を挿入するコマンドの作成 2. 1のコマンドをワンタップで呼び出し可能にする ### ノートに現在時刻を挿入するコマンドの準備 > [!note] > この方法は[[Obsidian Mobile]]だけでなく[[Obsidian]]でも使えます。 3種類の方法があります。 1. [[コアプラグイン]] [[Templates]]を使う 2. [[コミュニティプラグイン]] [[Time Stamper]]を使う 3. [[コミュニティプラグイン]] [[Templater]]を使う #### [[Templates]]を使う方法 [[Templates]]プラグインは[[コアプラグイン]]なので、デフォルトで有効になっているはずです。`Insert current time`コマンドで時刻の挿入ができます。 デフォルトの日付フォーマットは`HH:mm`ですが、設定から変更可能です。 ![[Pasted image 20230918223207.png|frame]] フォーマットは[[Moment.js]]の書式に対応しており、よく使うパターンとしては以下のようなものがあります。 | 設定値 | 挿入される文字列 | 備考 | | ---------- | ---------------- | ------------------ | | `hh:mm:ss` | `01:24:06` | 12時間表記・秒まで | | `HH:mm:ss` | `13:24:06` | 24時間表記・秒まで | | `HH:mm` | `13:24` | 24時間表記・分まで | #### [[Time Stamper]]を使う方法 [[Time Stamper]]をインストールしたら、時刻フォーマットを設定します。 ![[Pasted image 20230918182201.png|frame]] デフォルトは`hh:mm:ss`となっています。[[Templates]]プラグイン同様に[[Moment.js]]の書式に対応しています。 #### [[Templater]]を使う方法 以下のようなスクリプトを作成します。[[Templates]]プラグイン同様に[[Moment.js]]の書式に対応しています。 ```js <% `${tp.date.now("HH:mm")}` %> ``` [[Templaterで作成したコマンド(スクリプト)をホットキーで実行する方法]] を参考に、コマンドとして登録します。 ここでは『⌚Insert current time log』という名前で登録しました。 > [!info] > [[Templater]]を使う方法のメリットは、日時以外の文字列もテンプレに登録して挿入できることです。たとえば、箇条書きを想定するなら `- ${tp.date.now("HH:mm")} ` のようにできます。 ### ワンタップで呼び出し可能にする #### ツールバーオプションのコマンドを追加する [[ノート]]を編集するときに使う機能なので、[[ツールバーオプション (Obsidian)|ツールバーオプション]]に追加します。そのために[[Commander (Obsidian)|Commander]]の設定を開きます。 ![[Pasted image 20230918184613.png|frame]] `Editor Menu`を選択します。 ![[Pasted image 20230918184711.png|frame]] `Add command`ボタンを押して、[[#ノートに現在時刻を挿入するコマンドの準備]]で用意したコマンドを追加します。登録成功すると以下のようになります。 ![[Pasted image 20230918221807.png|frame]] これで、[[ツールバーオプション (Obsidian)|ツールバーオプション]]の候補としてコマンドが追加されました。 #### ツールバーオプションにコマンドを追加する あとは[[ツールバーオプション (Obsidian)|ツールバーオプション]]の設定を変更するだけです。設定で`Mobile`を開きます。 ![[Pasted image 20230918185012.png|frame]] 下の方へスクロールし、`Add global command`を選択します。 ![[Pasted image 20230918221843.png|frame]] 先ほど追加したコマンドを追加します。 ![[Pasted image 20230918221921.png|frame]] [[ツールバーオプション (Obsidian)|ツールバーオプション]]にコマンドが追加されます。 ![[Pasted image 20230918221947.png|frame]] > [!hint] > 追加直後は右端ですので、必要に応じてアクセスしやすい場所に移動しましょう。右端のマークをドラッグすれば移動します。 [[ツールバーオプション (Obsidian)|ツールバーオプション]]にボタンが追加されていることを確認しましょう。 ![[Pasted image 20230918223630.png|frame]] 追加されたボタンをクリックして時刻が挿入されればOKです。 #### ツールバーオプションのアイコンを設定する せっかく追加したコマンドが❓アイコンでは分かりにくいので、コマンドにあったアイコンを設定しましょう。 <div class="link-card"> <div class="link-card-header"> <img src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/favicon-64.png" class="link-card-site-icon"/> <span class="link-card-site-name">minerva.mamansoft.net</span> </div> <div class="link-card-body"> <div class="link-card-content"> <div> <p class="link-card-title">📗モバイルでツールバーオプションにセットした独自コマンドのアイコンを設定したい</p> </div> <div class="link-card-description"> Obsidian mobileにて、設定の`Mobile`から`Add global command`で追加したコマンドをツールバーオプションにセットすると、以下のような❓アイコンになってしまう。 </div> </div> <img src="https://publish-01.obsidian.md/access/35d05cd1bf5cc500e11cc8ba57daaf88/Notes/attachments/minerva-image.webp" class="link-card-image" /> </div> <a class="internal-link" data-href="📗モバイルでツールバーオプションにセットした独自コマンドのアイコンを設定したい" ></a> </div> %%[[📗モバイルでツールバーオプションにセットした独自コマンドのアイコンを設定したい]]%%