メリットが[[PKM]]として更なる高みを目指すために必要な本質であり、仕組みを追加すればデメリットもクリティカルなものにはならなそうだから。 ## 経緯 [[💿MIN-0020 曖昧さ回避ページにはタグごとにコンテンツを書く]] を検討したが、以下のデメリットが許容できなかったため不採用になった。 - 特定のコンテキストにおける名称が変わったときに分離が面倒 - [[バックリンク]]のノイズが激しい これらを解決する方法を検討し、提案する。ただし、先の[[ADR]]でメリットとなっていた以下の点がフォローできるものとする。 - エイリアスの挿入がライティングを妨げないこと - 後から[[ノート]]の名称を変更する手順が確立していること ## 提案内容 ### ノート名について ノート名にsuffixとして、コンテキスト名をカッコで括った文字列を追加する。たとえば、`Enum`の場合は以下のようになる。 - `Enum(TypeScript)` - `Enum(Rust)` ### [[曖昧さ回避ページ]]について [[曖昧さ回避ページ]]は引き続き作成する。 `Enum`の場合は`Enum`という名前のページを作成し、中に`Enum(TypeScript)`と`Enum(Rust)`へのリンクを追加する。 ### [[内部リンク]]について [[内部リンク]]にはsuffixなしのエイリアスをつける。`Enum(TypeScript)`なら`[[Enum(TypeScript)|Enum]]`とする。 また、[[曖昧さ回避ページ]]は[[内部リンク]]の挿入候補から外す。 これらは[[🦉Various Complements]]で実現する。 ## 承諾した場合の結果 ### メリット - [[🦉Various Complements]]の実装ができれば、入力の手間はほぼそのままにできる - [[バックリンク]]に異なるコンテキストのノイズが入らない - [[ノート]]が[[アトミックノート]]になる - [[💿MIN-0012 すべてをNoteディレクトリ直下に配置する]] のメリットもほぼ引き継げる (エイリアスだけは仕組み上無理) ### デメリット そもそも、コンテキストが異なる同名[[ノート]]は、全体からするとほんの一部に過ぎないことを留意する必要がある。その上で - コンテキストの分だけファイルが増える - 仕組みを実現するうえで避けられない問題 - [[内部リンク]]が冗長になる - [[Live Preview]]を使っているなら、そこまで気にならないはず - ファイルのrenameで考えることが増える - [[バックリンク]]は正確に出せるので、1つずつなおしていくことは可能 - どうしても面倒なら一括置換すればよい (以前にフォーマットかかって大変な目にあったので慎重に...) - 一部コンテキストのみ名称変更する場合はメリットになることもある